豆腐をおいしく保存するには

奥村流「凍豆腐」。撮影:三村健二
豆腐の風味は、時間の経過とともに失われていきます。ここではなるべく長く、おいしく保存できる方法を紹介します。

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野菜や肉類、魚介類と同様、豆腐も鮮度が命。パック詰めされた豆腐には消費期限や賞味期限が記載されていますが、町の豆腐店などで購入したものは、時間とともに風味が失われやすいので、なるべく早く使うのがおすすめです。購入してきた豆腐は密閉できる保存容器に移してきれいな水を浸るくらいまで静かに注ぎ、ほかの食品の匂いが移らないようふたをして冷蔵庫へ。こうすると、乾かないので豆腐ならではの柔らかな食感をキープできるのです。冷え過ぎる場所は凍ってすが入ってしまう可能性もあるので、野菜室などでもいいでしょう。また、水は1日1回、きれいなものに取り替えてください。
早めに使いきれないことが予想できる場合は、“凍(こごり)豆腐”や“味噌漬(みそつけ)豆腐”に。完成まで少し時間こそかかりますが、一手間でおいしく食べられる保存食になります。
豆腐の加工品・油揚げの場合も、油が酸化してしまうので早めに使いきるのがおすすめ。使いきれなかったもの、1枚ずつラップに包んでジッパー付き保存袋に入れ、冷凍庫へ。凍ったまま、または解凍して調理します。
※凍豆腐、味噌漬豆腐のつくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKまる得マガジン 江戸グルメ本に学べ! ヘルシー豆腐活用術』より

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