初心者必見! ストレッチ入門のQ&A

イラスト:Shu-Thang Grafix
フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一(なかの・じぇーむず・しゅういち)さんに、ストレッチの始め方について教えてもらいました。日々の生活にストレッチを取り入れてみようと思った方はご一読を!

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■Q ウエアは何を着ればいいですか?

A 特に決まりはありません。汗を大量にかくような運動ではないので、関節を動かしやすいものであれば大丈夫です。

■Q 体が硬すぎて決められたポーズができない場合は?

A ポーズは途中まででもかまいません。また、自分の今の硬さに合っていないストレッチをしているのかもしれません。20〜30秒間、正しいポーズを維持できないときは、別のポーズに変えてみましょう。

■Q どこでするのがおすすめですか?

A 家のリビングやジム、公園など、好きなところでかまいません。お風呂で行うと、筋肉の表面を包む筋膜も緩んでいるので、より伸ばしやすくなります。また、プールの中は浮力があるので、床ではやりづらいポーズもやりやすくなる場合があります。

■Q ストレッチ専門店でプロにやってもらっても効果はありますか?

A もちろん効果はあります。むしろ体が硬すぎる人は、どこが硬いのかわからなかったり、自分でストレッチできないほど硬い人もいるかもしれません。そこで最初のうちはプロにお願いし、硬い部分を教えてもらったり、自分でできるレベルまで柔らかくしてもらったりするなど、上手に利用しましょう。

■Q 朝と夜、どちらに行ったほうがいいですか?

 
A 朝は交感神経が優位になり、夜は副交感神経が優位になっているので、筋肉の緊張を考えると夜のほうが伸ばしやすいといえます。かといって、朝、やらないほうがいいわけではありません。ウォーキングやジョギングなどで体を温めた後に行うとよいでしょう。

■Q 痛くなるまでやったほうがすぐに柔らかくなりますか?

A 痛みを感じるまでやると逆効果。筋肉中の「筋紡錘(きんぼうすい)」というセンサーが反応して、「筋肉が切れてしまう!」と脳に伝え、筋肉に縮むように命令を出してしまうのです。「イタ気持ちいい」ところまでにしましょう。
2017年9月13日(水) 午前10時15分 NHK総合テレビで 柔軟講座 第7回「姿勢ピシッと!いつまでも美しく」を放送予定です。
※ニュースや地震の関連番組などにより放送を変更、休止する場合があります。
■『NHK趣味どきっ! 体が硬い人のための柔軟講座』より

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