芽キャベツをプランターで育てよう

イラスト:山村ヒデト
夏真っ盛り。暑い日が続きますが、冬の煮込み料理にあるとうれしい芽キャベツは、今が植えどき。収穫の終わった夏野菜をリセットしたら、育ち方が独特で、見た目も楽しい芽キャベツに挑戦しましょう。園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんに、栽培のポイントを教えてもらいました。

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■大きめの深型プランターでしっかり根を張らせる

芽キャベツは、大きくなったわき芽を食べる野菜です。収穫期には、草丈が50〜70cmにもなります。太い茎に大きな葉を何枚もつけ、葉のつけ根にできるわき芽が丸く太って、芽キャベツになります。小さくても、キャベツより豊富にビタミン類やβ-カロテンなどを含む、栄養価の高い健康野菜です。
根をしっかり張らせて、大きな地上部を支えるため、なるべく深い大型のプランターに植えつけましょう。株が倒れないようにあんどん支柱で支えるとともに、途中で増し土や土寄せをして、根の張りを促します。
栽培のポイントは、生育初期に水やりと追肥をしっかりやって草丈を伸ばし、大きな葉をたくさんつけさせることと、成長に合わせて葉を切り取って、わき芽にたっぷり光を当てること。うまく育てると、プランターでも、1株で50個以上の収穫が見込めます。
芽キャベツは、虫や鳥の被害を受けやすいため、植えつけ直後から支柱ごと防虫ネットで覆って、予防することも大切です。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年8月号より

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