寝苦しい夜を乗り切るさっぱりドリンク

柑橘類をごろごろ入れてフレッシュ感を演出すれば見た目にも癒やされます。撮影:宮濱裕美子
蒸し暑い夜は寝つきが悪くなりイライラが続いて疲れも抜けません。安眠ドリンクと言われるホットミルクやハーブティーも、暑い時期には体が受けつけないことも。そんなときは、手軽に作れる冷たいドリンクで気分を切り換えられるようにひと工夫。さっぱり食べられるフルーツを上手に使い夏の快眠生活に役立てましょう。管理栄養士、フードプランナーの神成マサヨ(かんなり・まさよ)さんが提案します。

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■就寝前の水分補給で体を潤してリフレッシュ

蒸し暑い時期は寝ている間にも思っている以上に汗をかき、体から水分が奪われます。体内の水分量が低下すると、体温調節がうまくできなくなり、眠りの質を下げてしまいます。熱中症の原因にもなるため、この時期は就寝前の水分補給が、快眠生活に欠かせないのです。
コップ1杯の水でも体は潤せますが、じっとりした湿気にイライラしたり、お風呂に入ってもすっきりしなかったりと、なかなか床につく気分になれないときは、フルーツを使ったドリンクがおすすめです。フルーツの程よい酸味で口の中をさっぱりさせて、爽やかな香りで心身の緊張をほぐすことで、入眠しやすくなるでしょう。
またフルーツは全般的に、疲労回復に有効なビタミン類や酸味成分が豊富。ポリフェノール類や食物繊維など、健康と美容にうれしい成分も含まれています。ドリンクにする際は、ハーブやスパイス、牛乳、はちみつなどのリラックス食材を一緒に使って、味のアクセントに。心身のバランスを整えて、ゆるやかにオフモードへ切り換えましょう。

■シトラスルイボスティー

ストレスを緩和するノンカフェインのルイボスティーに、疲れを癒やすはちみつと柑橘類を加えて。冷えやすい人はホットでどうぞ。
[材料(1人分)]
カットフルーツ(オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類)……60g
はちみつ……小さじ1
ルイボスティー(ティーバッグ)……1コ
熱湯……80ml
氷……適量
ミントの葉……適宜
[つくり方]
1.カットフルーツ、はちみつ、ティーバッグを耐熱グラスに入れ、熱湯を注いで1〜2分間蒸らす。
2.ティーバッグを取り出し、そのまま3〜4分間置く。
3.氷を加えて軽く混ぜ、好みでミントの葉を飾る。
■『NHK趣味どきっ! わたしの夜時間』より

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