栄養たっぷり! スプラウト栽培のコツ

ブロッコリーは抗酸化作用があるといわれるスルフォラファンが豊富に含まれていて、スプラウトブームの火付け役。クセのない味で、どんな料理にも合わせやすい。撮影:福田稔
4月にスタートできる野菜のひとつがスプラウトです。発芽したての新芽を食べるスプラウトは栄養たっぷり。香りの強いもの、クセのないものなど好みに合わせてタネを選べます。短期間に、室内で手軽に栽培できるので、栽培初心者にもおすすめです。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、育て方のポイントをうかがいました。

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■用意するもの

スプラウトのタネ(農薬使用の表示のないもの)、栽培容器(やや深さのあるもの)、土台になる資材、ティースプーン、茶こし、霧吹き、遮光用資材(アルミ箔はく、紙袋など)
ポイント1 タネに十分、水を吸わせる
発芽を促すために、タネは一晩水につけて、十分に吸水させる。 
 
ポイント2 タネは重ならないように
全体の発芽、成長を合わせるには、タネどうしが重なり合わないよう、均一に土台の上に広げる。

ポイント3 光を当てない
容器にアルミ箔などをかけて遮光し、軸を細く長く伸ばす。光を通さないひと回り大きい容器などをかぶせ、遮光してもよい。
 
ポイント4 水は、全体が湿る程度に
朝晩2回、遮光を外し、霧吹きで土台全体が湿る程度に水をやり、遮光素材を元に戻す。水のやりすぎは新芽が腐り、失敗の原因になる。

撮影:桜野良充
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年4月号より

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