コンパクトに楽しもう! ミニサイズのランの利点

左/ミニコチョウラン、右/テーブルシンビジウム 撮影:伊藤善規
基本的な栽培方法は普通サイズと同じ。でも、ミニサイズのランは育てやすさ2倍です。人気のミニコチョウランとテーブルシンビジウムの育て方をランのエキスパート、富山昌克(とやま・まさかつ)さんに聞きました。

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■株を充実させやすく花を咲かせやすい!

もともと小型の系統のランとは異なり、ミニコチョウランやテーブルシンビジウムは、それぞれノーマルタイプ(普通サイズの品種)を品種改良によって小型化したものです。サイズは違っても植物としての性質はノーマルタイプと変わりません。
とはいえ、育てやすさの点では大きな違いがあります。ランを難しく感じさせる要因の一つは、株を充実させ、花芽をつけさせるまでに時間と手間がかかること。けれども小型のランは、ノーマルタイプに比べて短期間で株を充実させやすく、それだけ花を咲かせやすいのです。

■移動も簡単!

また、コンパクトな株なら、温度管理や日照の調節のために鉢を移動させたりするのも簡単です。花が咲いたときだけ、テーブルの上などに飾って楽しむこともできます。
立派なコチョウランやゴージャスなシンビジウムもすてきですが、小型のランを暮らしに取り入れて、鉢花のように気軽につき合ってみませんか。
■『NHK趣味の園芸』2017年2月号より

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