消臭や風邪予防にも! 香りを暮らしに取り入れよう

2つ折りにしたローリエの葉をワイヤーでさすだけでできるキッチンリース。さっとちぎって料理にどうぞ。撮影:岡部留美
ベランダや庭で気軽に栽培できるハーブは、ティーや料理の香りづけはもちろん、ハーブごとの特性を生かして、暮らしの中でさまざまな使い方ができます。たっぷり収穫できる時期は、フレッシュで。使いきれない分はドライや冷凍保存にして、旬以外の季節にも。自家製だけにこだわらず、市販のハーブをプラスすれば、楽しみ方の幅がさらに広がります。
育てやすく、手に入りやすいお役立ちハーブの種類と、暮らしに上手に取り入れる方法を、ハーブのスペシャリスト、外山たらさんに教えていただきました。ハーブを手軽に暮らしに取り入れて冬を乗りきるアイデアを、2号連続で紹介します。
 

■ローリエの消臭用リース

消臭効果があるので、洗面所やトイレのドアに飾るのがおすすめ。剪定(せんてい)した枝や葉を生のままリースにして乾燥させる。乾燥させたほうが消臭効果や香りが強くなり、乾くとあめ色になって味わいも出る。


■ユーカリの風邪予防リース

殺菌効果があり、寝室のドアに飾ると風邪やインフルエンザの予防になるといわれている。
 

■香りに包まれてぐっすり安眠。ハーブの女王、ラベンダーのサシェ

ハンカチでくるんでリボンで結ぶだけ。湿気が気になったら陰干しする。香りがなくなったら取り替えどき。最後に、パックごとお風呂に浮かべて入浴剤にするとよい。リフレッシュならミント類でもよい。





■カレンデュラのオイルと保湿クリーム

ドライの花びらをホホバオイルにつけたカレンデュラオイル(左)。保湿クリーム(右)は、カレンデュラオイルにミツロウとシアバターを加えて保湿力をアップ。濃いカレンデュラティーを少し入れると、よりなめらかに。冬のお風呂上がりのお手入れやハンドクリームなどに。

※それぞれのつくり方はテキストに掲載しています。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年1月号より

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