寒い冬の水やりはどうするの?

撮影:田中雅也
戸外は冷え込みが厳しくなってくるため土の乾きは遅くなりますが、暖房の効いた室内の鉢土は乾き気味になることもあります。同じ花でも、環境によって水やりのタイミングは違ってくるのです。鉢土の状態をよく見るよう心がけましょう。園芸家の間室(まむろ)みどりさんに、冬季の水やりのポイントを教えてもらいました。

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■室内の鉢

土の表面が乾いたらたっぷりと
基本どおり、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりしましょう。室内は乾燥しやすいので土の状態をよく見て。
鉢皿に水をためておかない
室内では、鉢皿を敷いて水やりすることも多いと思います。水やりをしたら、下皿の水は捨てましょう。ためたままにしておくと過湿の原因になります。
花や葉に水がかからないように
花や葉に水がかかると傷みます。室内では風通しが悪く、株が蒸れて病気の原因になることも。株元から土に直接水やりしましょう。

■戸外の鉢

土の表面が乾いてから2〜3日おく
冬は寒さで土が乾きにくいため、表面が乾いて見えても鉢の中の土は湿っていることもあります。土の表面が乾いたあと2〜3日おいてから水やりをしましょう。
暖かい日の午前中に
冬になると、夜の冷え込みで鉢も中の土も冷えきってしまいます。植物は根が冷えると吸水が悪くなってしまうので夕方以降は水やりをしないようにしましょう。晴れて暖かい日の午前中がベストです。
■『NHK趣味の園芸ビギナーズ』2016年1月〜3月より

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