林 漢傑七段の詰碁 中級編

『囲碁フォーカス』の講師を務める林 漢傑(りん・かんけつ)七段。テキスト連載「林 漢傑の詰碁ワールド」では、初級、中級、上級それぞれのレベルに合わせた詰碁を出題しています。本稿では中級編の問題と解説をお送りします。林七段の「今月のひと言」と合わせてお楽しみ下さい。

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■今月のひと言

娘が生まれてから運動の機会が減り、その影響か対局後に疲れを感じるようになりました。そこでエクササイズDVDを買って、2日に1回は家で運動しています。その効果でしょうか、体調はよさそうです。娘は間もなく1歳半になりますが、3歳になったら碁を教えようかと思っています。近ごろは碁盤と碁石に興味が出てきたようで、棋譜を並べていると、手を出してくるようになりました。

■問題 〈黒先〉



■解答


【正解】(黒先白死)
黒1のブツカリがよい手で、白2のアテには黒3と取ります。白4のアテに黒5とツゲば、五目中手で白死にです。
(黒5=3の左)
【失敗】
黒1と一子を取りたくなりますが、白2とアテられると黒は3とワタるほかなく、コウです。
(白4=1の左)
■『NHK囲碁講座』2015年12月号より

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