冬の室内を彩るカランコエの魅力

撮影:田中雅也
カラフルな花やユニークな葉で寂しくなりがちな冬の室内を明るくしてくれるカランコエは、丈夫で育てやすいうえ、寄せ植えでも楽しめるなど、まさに「万能プランツ」。華やかな八重咲きを中心に、新たな品種も続々誕生しています。園芸研究家の矢澤秀成(やざわ・ひでなる)さんにカランコエの魅力を教えてもらいました。

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花形や色のバリエーションに富み、室内でも元気に育つカランコエ。開花調整をしたものが通年出回っていますが、本来は日が短い時期に花が咲く短日性植物。ほかの花が少なくなる冬こそ、そのよさが発揮される季節です。
カランコエの一番の魅力は、品種の豊富さ。大別すると花を楽しむタイプと葉を楽しむタイプに分かれ、特に前者では、華やかな株姿が人気で新品種が次々に誕生している「八重咲き」をはじめ、定番の清楚な「一重咲き」やかわいらしい「ベル形」などさまざまなものがあります。
花色も、淡いピンク、深い赤、鮮やかな黄といった単色から、1枚の花びらに濃淡があるバイカラーまで色とりどり。花そのものは小ぶりでも、ギュッとまとまって咲く株全体の様子はとても見ごたえがあります。開花時期が長いので、年末から春先まで絶え間なく咲き続け、冬中たっぷり楽しめるのもうれしいところです。
また、流通している園芸品種の多くがアフリカのマダガスカル原産の種類を改良したもので、乾燥に強い性質をもつ点も冬の室内向き。丈夫で日常の手入れが簡単なので、園芸初心者も気軽に取り組みやすく、寄せ植えにして楽しむのもおすすめです。
■『NHK趣味の園芸』2015年12月号より

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