年賀状の「迎春」を筆ペンで書いてみよう
- 「どっしり文字」(右)と「かろやか文字」(左)。あなたはどちらで書きますか?
年賀状によく使われる「迎春」という言葉。毎年見慣れた言葉だけに、筆ペンでちょっと変わったイメージに書けたらうれしいですね。
右の「迎春」がどっしりと重厚なイメージなのに対して、左の「迎春」はリズミカルでかろやかなイメージ。このように、ちょっと特徴のある文字で季節のあいさつを書くと、遊び心が感じられてすてきです。
今回は、季節のあいさつを「どっしり文字」と「かろやか文字」で書くコツを紹介します。イメージどおりに書きこなせるようになったら、筆ペンがもっと楽しくなるでしょう。横浜国立大学教育人間科学部教授で書家・美文字研究家の青山浩之(あおやま・ひろゆき)さんに教えてもらいました。
* * *
■「どっしり」と書くポイント
「どっしり文字」は、太さと丸みを帯びた、どっしりと重厚なイメージ。見る人に堂々とした落ち着きのある印象を与えます。
どっしりとしたイメージにするいちばんのポイントは、すべての始筆を「逆筆(ぎゃくひつ)」にして丸みのある形をつくること。また、筆圧を十分にかけて、太くて重厚な線を引くことも大切です。今年一年の力強い決意を感じさせるような「どっしり文字」を練習してみましょう。
■「かろやか」に書くポイント
「かろやか文字」は、線に抑揚があり、軽妙で洒脱(しゃだつ)なイメージ。見る人にかろやかで生き生きとした印象を与えます。その抑揚やS字状にうねる線は、筆圧の強弱によって生まれます。筆圧をうまくコントロールして、明るく元気な新年のスタートを感じさせる、流れるような線や形を練習してみましょう。
■『NHKまる得マガジン ルールを覚えて美しく! 今から始める筆ペン』より
右の「迎春」がどっしりと重厚なイメージなのに対して、左の「迎春」はリズミカルでかろやかなイメージ。このように、ちょっと特徴のある文字で季節のあいさつを書くと、遊び心が感じられてすてきです。
今回は、季節のあいさつを「どっしり文字」と「かろやか文字」で書くコツを紹介します。イメージどおりに書きこなせるようになったら、筆ペンがもっと楽しくなるでしょう。横浜国立大学教育人間科学部教授で書家・美文字研究家の青山浩之(あおやま・ひろゆき)さんに教えてもらいました。
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■「どっしり」と書くポイント
「どっしり文字」は、太さと丸みを帯びた、どっしりと重厚なイメージ。見る人に堂々とした落ち着きのある印象を与えます。
どっしりとしたイメージにするいちばんのポイントは、すべての始筆を「逆筆(ぎゃくひつ)」にして丸みのある形をつくること。また、筆圧を十分にかけて、太くて重厚な線を引くことも大切です。今年一年の力強い決意を感じさせるような「どっしり文字」を練習してみましょう。
■「かろやか」に書くポイント
「かろやか文字」は、線に抑揚があり、軽妙で洒脱(しゃだつ)なイメージ。見る人にかろやかで生き生きとした印象を与えます。その抑揚やS字状にうねる線は、筆圧の強弱によって生まれます。筆圧をうまくコントロールして、明るく元気な新年のスタートを感じさせる、流れるような線や形を練習してみましょう。
■『NHKまる得マガジン ルールを覚えて美しく! 今から始める筆ペン』より
- 『ルールを覚えて美しく! 今から始める筆ペン (NHKまる得マガジン)』
- NHK出版 / 617円(税込)
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