意外と手間いらず! ラッキョウとニンニクを育ててみよう

撮影:成清徹也
秋から翌春にかけて、じっくりと栽培するラッキョウとニンニク。意外と手間がかからず場所をとらないので、畑の隅でも栽培できます。とれたては香りがよく、鮮度が高いうちに漬け込めば、おいしさもひとしお。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田智(ふじた・さとし)さんに、育て方のポイントを教えてもらいました。

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独特の香りと辛みが持ち味のラッキョウとニンニク。ネギの仲間の中でも、ビタミンB1の吸収を助けるアリシンと呼ばれる成分を多く含み、疲労回復や体力増進にも効果があると言われます。
どちらも収穫までの栽培期間が約10か月間と長くかかりますが、病害虫に強く、手間がかからないので、ビギナーでも気軽にチャレンジできます。
栽培は、タネラッキョウ、タネニンニクなどと呼ばれる球根からスタート。寒さに強い草丈(くさたけ)10〜20cmの小さな株で冬を越し、翌年の3月ごろから球根の周りに新しい鱗茎(りんけい)ができ始めるので、タイミングよく追肥(ついひ)をして、成長を促すことがポイントです。
収穫は6月ごろから。葉が黄色く枯れてきたら抜き取って収穫します。そのまま調理して使うほか、とれたてを漬物にすれば長期保存も可能。鮮度の高いフレッシュなものを漬物にできるのは、家庭菜園ならではの楽しみです。ぜひ試してみましょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年9月号より

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