人気急上昇中のティランジア、正しい栽培の基本
- 入手しやすいイオナンタ ‘ルブラ’。撮影:田中雅也
世界に700種ほどが存在するティランジア。独特な形状と、用土が必要ないなどの特徴的な性質から、非常に人気が高まっています。株がある程度の大きさになると、力強く花茎を伸ばし、非常に鮮やかな花を咲かせるのも、育てる人を飽きさせない魅力です。
一方で、エアープランツとも呼ばれるその性質からか、まだまだ正しい栽培方法が知られていないのも事実。「日が届かない室内でも十分生育する」「空気中から水分を取り込むので水やりは不要」といったことはじつは間違いです。園芸家の藤川史雄(ふじかわ・ふみお)さんに、正しい栽培の基本を教えてもらいました。
* * *
■× 室内で管理できる!
■○ 基本は戸外管理です。
暗い室内では明るさが足りず、十分に生育できません。花も咲きにくくなります。気温が10℃を上回る3月以降はできるだけ戸外に置くようにしましょう。ティランジアが好むのは戸外の明るい日陰。直射日光を避けた木漏れ日が当たるような場所です。室内に置きたい場合は、窓際から1m程度に置くか、必要なときに週に2〜3日室内に移すとよいでしょう。
■×水は与えなくてよい!
■○水はたっぷり与えてください。
乾燥に強い種は水を与えなくても2〜3か月はもちますが、水やりは必須です。葉から水分を吸収するので、少なくとも2〜3日に1回、ジョウロや霧吹きなどで、株全体を十分にぬらしましょう。雨に当てても生育がよいようです。
水不足の株は、一晩水に沈めてもよいでしょう。これをソーキングと呼びます。
■× 肥料も必要ない!
■○ 大きくする場合は必要です。
水だけでも育ちますが、大きくしたい場合は、肥料を施してもよいでしょう。液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を1000倍以上に薄めて、水やりの2回に1回施すようにします。
※テキストでは入手しやすい普及種から、まだ出回り量が少ない希少種まで様々な品種を紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2015年8月号より
一方で、エアープランツとも呼ばれるその性質からか、まだまだ正しい栽培方法が知られていないのも事実。「日が届かない室内でも十分生育する」「空気中から水分を取り込むので水やりは不要」といったことはじつは間違いです。園芸家の藤川史雄(ふじかわ・ふみお)さんに、正しい栽培の基本を教えてもらいました。
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■× 室内で管理できる!
■○ 基本は戸外管理です。
暗い室内では明るさが足りず、十分に生育できません。花も咲きにくくなります。気温が10℃を上回る3月以降はできるだけ戸外に置くようにしましょう。ティランジアが好むのは戸外の明るい日陰。直射日光を避けた木漏れ日が当たるような場所です。室内に置きたい場合は、窓際から1m程度に置くか、必要なときに週に2〜3日室内に移すとよいでしょう。
■×水は与えなくてよい!
■○水はたっぷり与えてください。
乾燥に強い種は水を与えなくても2〜3か月はもちますが、水やりは必須です。葉から水分を吸収するので、少なくとも2〜3日に1回、ジョウロや霧吹きなどで、株全体を十分にぬらしましょう。雨に当てても生育がよいようです。
水不足の株は、一晩水に沈めてもよいでしょう。これをソーキングと呼びます。
■× 肥料も必要ない!
■○ 大きくする場合は必要です。
水だけでも育ちますが、大きくしたい場合は、肥料を施してもよいでしょう。液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を1000倍以上に薄めて、水やりの2回に1回施すようにします。
※テキストでは入手しやすい普及種から、まだ出回り量が少ない希少種まで様々な品種を紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2015年8月号より
- 『NHKテキスト 趣味の園芸 2015年 08 月号 [雑誌]』
- NHK出版 / 545円(税込)
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