いつやればいいの? 夏の水やりの基本

土に水がよくしみ込むようにするための資材も市販されている。溶かした水を水やりに使うと、乾ききった土にもよくしみ込む。
植物がたくさん水を欲しがる夏。でも夏の強い日ざしは、植物にとって大切な水を危険なものに変えてしまうことがあります。
夏ならではの水やりのコツを覚えると同時に、土が乾きにくく、植物が水を吸いやすい環境をつくって、夏を乗り切りましょう。また、旅行に出かけるときなどは、日程の長さに合わせた水やり対策をしておきましょう。園芸研究家の鈴木悠一(すずき・ゆういち)さんに、夏の水やりの基本を教えてもらいました。

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■Q いつやればいい?


■A 気温が上がる前の午前中、日が沈んでからの夕方以降。

日ざしの強い時間帯に水をやると、葉の上にたまった水が植物を傷めたり、鉢の中が高温多湿になって根腐れを起こしてしまうことがあります気温が低く日ざしが弱い朝や夕方以降に与えるようにしましょう。

■Q 昼過ぎに葉がしおれていたらどうすればいい?


■A 鉢植えは、日陰に移動させてから水やりを。

【鉢植え】日陰に移動させてたっぷり水を与えましょう。
【庭植え】夕方になったら水を与えます。
いずれの場合も植物が乾きにくいようにマルチングをするのもよいでしょう。葉水は日が陰ってから。日中は葉水は行いません。
■『NHK趣味の園芸』2015年7月号より

NHKテキストVIEW

(詳細データ取得中)

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