自分で着られれば楽しさ倍増! 今年こそゆかたの着付けをマスターしよう
- 撮影:岡田ナツ子
『まる得マガジン』2015年6月〜7月号は『はじめてでも安心! ゆかたのすっきり着付け術』。着物・礼法研究家の安田多賀子(やすだ・たかこ)さんが、着付けの方法を初心者の皆さんにもわかりやすく解説しています。安田さんは「自分でゆかたを着る楽しさを知ってほしい」と語ります。
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「ゆかた」から思い浮かべるのは、花火大会、夏祭り、清流、うちわ、風鈴(ふうりん)、金魚すくい……、今もなお、これらが風物詩として、あるいは夏のイベントとして、全国各地でにぎわいを見せています。その風景にゆかた姿がなかったならば、日本の夏の風情が一変することでしょう。
ゆかたは十数年前、若い女性を中心に一大ブームが起きました。その波は衰えることを知らず、今は男性のゆかたも加わり、日本の夏のコスチュームとして、さらにファッションとして愛され親しまれ続けています。しかし、残念なのは、自分でゆかたを着ることができない人が、いまだに多いことです。
今から20年ほど前、全国の和装関係者や着物愛好家の間で、日本文化の大きな柱である和服に、早い時期から親しんでほしいという思いが高まり、「ゆかたの着付けを義務教育の授業で必修科目にしたい」という意見がまとまりました。それを実現するための運動をしてきましたが、ついに平成24年度から、中学校の家庭科の教科書で日本伝統の衣服が大きく取り上げられ、ゆかたの着方などが導入されることになりました。
和装は季節感を大切にし、その季節の中で育まれてきました。ゆかたは当然ながら、夏の衣服のひとつです。そのため、涼しくさわやかに見えるように、「すっきり」着ることが大切。すっきり着るためには基本を正しく知ることです。
自分で着ることの楽しさを知り、その喜びを分かち合う輪が広がることを願っています。
■『NHKまる得マガジン はじめてでも安心! ゆかたのすっきり着付け術』より
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「ゆかた」から思い浮かべるのは、花火大会、夏祭り、清流、うちわ、風鈴(ふうりん)、金魚すくい……、今もなお、これらが風物詩として、あるいは夏のイベントとして、全国各地でにぎわいを見せています。その風景にゆかた姿がなかったならば、日本の夏の風情が一変することでしょう。
ゆかたは十数年前、若い女性を中心に一大ブームが起きました。その波は衰えることを知らず、今は男性のゆかたも加わり、日本の夏のコスチュームとして、さらにファッションとして愛され親しまれ続けています。しかし、残念なのは、自分でゆかたを着ることができない人が、いまだに多いことです。
今から20年ほど前、全国の和装関係者や着物愛好家の間で、日本文化の大きな柱である和服に、早い時期から親しんでほしいという思いが高まり、「ゆかたの着付けを義務教育の授業で必修科目にしたい」という意見がまとまりました。それを実現するための運動をしてきましたが、ついに平成24年度から、中学校の家庭科の教科書で日本伝統の衣服が大きく取り上げられ、ゆかたの着方などが導入されることになりました。
和装は季節感を大切にし、その季節の中で育まれてきました。ゆかたは当然ながら、夏の衣服のひとつです。そのため、涼しくさわやかに見えるように、「すっきり」着ることが大切。すっきり着るためには基本を正しく知ることです。
自分で着ることの楽しさを知り、その喜びを分かち合う輪が広がることを願っています。
■『NHKまる得マガジン はじめてでも安心! ゆかたのすっきり着付け術』より
- 『はじめてでも安心! ゆかたのすっきり着付け術 (NHKまる得マガジン)』
- NHK出版 / 617円(税込)
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