“干す”手間なし! 失敗知らずの「堀江家の梅漬け」

6月上旬〜中旬ごろにかけて「塩漬け」を始めます。撮影:鈴木雅也
旬の素材のおいしさが、できるだけ長もちするように。丁寧に下処理をして、塩や甘酢に漬けていく保存食や常備菜。この季節ならではの手仕事を通して、家族の味、家族の思い出を、ぜひまたひとつ増やしてください。
料理研究家の堀江ひろ子さん、娘のほりえさわこさんが、堀江家に代々伝わる「梅漬け」を紹介してくれました。

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堀江家では、“梅”といえば「梅漬け」。梅干しから「干す」手間をなくした手軽さが魅力です。今回は、昔ながらのしっかりした塩分濃度でポリ袋を使って漬けるので、失敗なくつくれます。初めての方にもおすすめです!
家族みんなで楽しむ梅仕事
堀江家の梅漬けは、ひろ子さんの祖母から代々伝わる味。土用干しをせず、漬けっぱなしにすればよい手軽さと、ふっくら素朴な味わいが家族みんなに愛されてきました。「梅干しをつくろうとしても、近ごろは土用干しの時間がとれない人が多いでしょ。マンション住まいで干す場所がないという声も聞くわね。それなら、干さなければいいじゃない!」と、ひろ子さん。
さわこさんも、「ジッパー付きの保存袋で漬ければ、容器の消毒などの手間も省けて本当に手軽ですよ」。現代の生活に合わせて工夫を重ねた、合理的でむだのない漬け方は、まさに堀江家の真骨頂。これまで「やってみたいけれど、難しそう」と思ってきた方にこそ、試していただきたい梅漬けです。
※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理』2015年6月号より

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