病害虫の被害にあった野菜はもう食べられないの?

ピーマンの先端が茶色く変色するのは、カルシウムの欠乏による「尻腐(しりぐさ)れ症」が原因。
秋に植えつけたタマネギやソラマメ、春にタネをまいた葉物野菜などは今が収穫のピーク。トマトやキュウリ、エダマメなどの夏野菜も実をつけ始め、本格収穫が目前です。家族と一緒に味わいたい、ご近所にもおすそ分けしたい……、そんなワクワクした気持ちに水をさすのが、害虫や病気のトラブル。菜園家の大敵、病害虫とは、いったいどうつき合えばよいのでしょうか? 農学博士の根本 久(ねもと・ひさし)さんにうかがいました。

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■被害にあった野菜はもう食べられないの?

虫食いの野菜は、被害部分を取り除けば食べることができます。ただ、果実の中に虫がいる可能性がある場合は、やめておいたほうがよいでしょう。
野菜の病気は人間にうつることはないので、症状の出た部分を大きく取り除けば、食べられるものもあります。果菜類の場合は、葉や茎に病変が出ても、食用部分にはそれほど影響しないこともあります。しかし、株全体が傷む軟腐(なんぷ)病などは、一度かかってしまうと廃棄するしかありません。
害虫も病気も、長く放置するほど被害が広がります。場合によっては株全体がダメになり、育てた苦労が水の泡になってしまうケースも。日ごろから野菜の様子をこまめに観察して、早めに対処すれば、多くの場合はリカバリーが可能です。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年6月号より

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