乃木坂46 伊藤かりん、緊張の初収録

写真:藤田浩司
4月5日(日)から新年度の放送が始まった『将棋フォーカス』。総合司会を務める伊藤かりんさんは、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバー。中村太地六段と臨んだ、緊張の初収録後のインタビューをお届けします。




■初級者の視点を生かしたい

――初収録の感想はいかがですか?
「すごく緊張しました。私はあまり緊張しないほうなんですけれども、グループを出てひとりでお仕事をさせていただくこと自体がとても珍しいので。昨日もできるだけ台本を頭に入れようと思って、何度も読み込みました」
――かりんさんが所属している「乃木坂46」はどんなグループですか?
「自分で言うのもヘンなんですけど、『清楚(せいそ)』というイメージが強いのかな、と思います。分かりやすいところではスカートの丈が長いとか。将棋ファンは年配の方も多いと思いますが、安心して見ていただけるグループだと思います」
――おすすめの曲などはありますか?
「完全に主観なんですけれども、1stシングルの『ぐるぐるカーテン』が乃木坂らしさがよく出ている楽曲だと思います」
――司会を務めることについて、乃木坂46のファンの方からどんな反応がありましたか?
「男性で、もともと将棋ファンだった方が声をかけてくれるのもうれしいんですけれども、私に会いに来てくれるファンには同世代の女性も多くて。これまであまり将棋に触れてこなかった層の方が『私も将棋勉強するね』と言ってくれるのはすごくうれしいですね」
――どんな番組にしていきたいですか?
「私は『人と違うところを伸ばしたい』と思って活動しています。アイドルとしての活動では、もともとアイドルのファンだった自分だからこそ分かることを生かして、ファンと乃木坂46の懸け橋になるような存在を目指しています。
将棋の世界については、知らないことばかりなんですけれども、逆に言うと初級者にしか分からない気持ちとか、初級者だから気づけることというのがあると思うんです。そういう視点を生かして、これから将棋を始めようという方にも将棋の楽しさが伝わる番組にできればと思います」
■『NHK将棋講座』2015年6月号より

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