バラが大好きな「チャーハンの土」

撮影:伊藤善規
待ちに待った開花の季節がやってきました。購入した開花株は花後に、新苗はできるだけ早く植えつけましょう。バラ栽培家の小山内 健(おさない・けん)さんがバラが好む土のつくり方を教えてくれました。

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■バラの好きな土で根を強くする

バラが大好きな土は、適度に水はけと水もちがよく、大小さまざまな土の粒や有機物などが混じった、パラパラ具だくさんの「チャーハンのような土」。水はけがよいと、土の中にたっぷり空気を取り込むことができ、根が健康に育ちます。これを手軽に実現できるのは「バラ専用培養土」ですが、さらにステップアップして、栽培環境に合った用土をブレンドしてみましょう。

■基本は「土6:有機物4」

「土」とは、赤玉土、鹿沼土、日向土などの粒状の用土。「有機物」とは、腐葉土、堆肥といった、落ち葉や牛ふんなどを発酵・完熟させたもののこと。バラには土6割、有機物4割が目安です。入手しやすい材料でつくるなら、赤玉土小粒3、赤玉土中粒3、腐葉土2、堆肥2の割合がおすすめ。水はけと水もちのバランスがよく、バラが好む用土になります。
■『NHK趣味の園芸』連載「ローズレッスンプラス」2015年5月号より

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