ケータイからスマホへ変更するときに確認しておきたいこと

ケータイからスマートフォン（スマホ）へ乗り換えるときに気になるのは、使い続けてきたサービスをスマホでも利用できるのかという点ではないでしょうか。機種変更時に覚えておきたいことを、情報ネットワーク、情報セキュリティを専門とする中央大学総合政策学部准教授の岡嶋裕史（おかじま・ゆうし）さんに教えてもらいました。

＊ ＊ ＊


■機種変更時に必要なことを事前に確認しておこう

携帯電話会社は、いままでのケータイ向けと、スマホ向けでは、異なるサービスを提供しています。スマホに機種変更すると利用できなくなるサービスもあるので、確認しておきましょう。
また、スマホ向けの独自サービスを利用するには専用のアカウントが必要になります。携帯電話番号をそのままアカウントとして使うことができますが、それを自分で決めたアカウントに変更したり、覚えやすいパスワードを設定したりできます。
いままでのケータイに登録していた電話帳データは、自分でスマホに移し替える必要があります。機種によってその手順に違いがあり、買い替える前にやっておくべき作業もあるので、購入前に販売店などで確認しておきましょう。

■携帯電話会社独自のサービスを利用するにはアカウントが必要

NTTドコモのスマホでは「docomoID」、auのスマホでは「au ID」というアカウントが必要になる。ソフトバンクは、携帯電話番号をアカウントとして使える。設定方法や独自サービスの利用方法は、携帯電話会社によって異なるので、購入時に確認しておこう。

■電話帳データは自分で移し替える必要がある

いままでのケータイでは、機種変更の際に電話帳データを移し替えてもらえたが、スマホに買い替える場合は、原則として自分で行う必要がある。使っているケータイや、新しく購入するスマホの機種によって手順が異なるので、購入前に確認しておこう。
■  『NHK趣味どきっ! ゼロからスタート もう怖くない! スマホ』より