車庫入れもスムーズに? 「鼻耳チェンジ体操」で脳トレ

イラスト:前田はんきち
「鼻耳チェンジ体操」とは、両手で鼻と耳をつまむ、どこかユーモラスにも見える動きの脳トレ体操です。ところがいざ自分でやるとなると、左右の手がこんがらがってしまったり、耳も鼻もどこにあるのか分からなくなってしまったり……。見た目の楽しげな印象とはまたひと味違った、なかなか手ごわい体操になるかもしれません。やり方とその効果を諏訪東京理科大学共通教育センター教授の篠原菊紀(しのはら・きくのり)さんに教えてもらいました。

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■こんな効果が期待できる

球技などのスポーツが上達する
体性感覚野と頭頂連合野の活動が高まることで、上に放り投げたボールを受けるなど自分の動きと空間を的確に把握して処理する能力が向上する。そのため、球技などスポーツをする際にも役立つ。
地図が読めるようになる
頭頂連合野の活動が高まることで、頭の中で自分と自分の周りの空間認識ができるように。そのため、地図が読めるようになったり、車の車庫入れがスムーズにできるようになったりする。

■基本の体操

1 まず右手で鼻をつまみ、左手で右の耳をつまむ。

2 その後素早く左右の手を入れ替えて、左手で鼻をつまみ、右手で左の耳をつまむ。1・2の動きを4拍子程度のテンポでリズミカルに連続して繰り返していく。

※テキスト『まる得マガジン 頭と身体を健康に! イキイキ脳トレ体操』では、頭を使いながら身体を動かし、脳の機能を高める脳トレ体操を多数紹介しています。
撮影:石塚定人
■『NHKまる得マガジン 頭と身体を健康に! イキイキ脳トレ体操』より

NHKテキストVIEW

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