まだ間に合う! スナップエンドウをどっさり収穫するコツ

春まき向けの品種のひとつ、スナック(つるあり種)。病気に強く、丸々と太ったボリュームのあるさやが収穫できる。/サカタのタネ
甘く歯ざわりのよいさやと豆が同時に味わえて、大人気のスナップエンドウ。秋にタイミングを逃してしまった人も、今すぐスタートすれば大丈夫。害虫被害に十分注意して、初夏にはみずみずしい実を収穫しましょう! 園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんがスナップエンドウをどっさり収穫するコツを教えてくれました。

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スナップエンドウは、秋にタネまきや植えつけをして冬越しさせる栽培が一般的ですが、最近は春にも苗がたくさん出回るようになりました。収穫のスタートは秋植えよりも少し遅くなりますが、3月中に苗を入手して植えつければ、気温の上昇とともにぐんぐん成長して、5月にはみずみずしいグリーンのさやが収穫できます。
エンドウの根は地中に深く張り、過湿を嫌います。直径30cm程度の深めのプランターを選び、培養土を入れる前に鉢底石を敷いて水はけをよくしましょう。また、スナップエンドウには、つるが長く伸びるつるあり種と、コンパクトに育つつるなし種があります。どちらも、あんどん支柱を立ててつるを外側に誘引(ゆういん)し、日当たりと風通しよく育てます。
春から初夏にかけてはハモグリバエの幼虫やアブラムシなどの害虫がふえるので、栽培初期からしっかり対策することも、おいしいスナップエンドウを収穫するための大事なポイントです。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年3月号より

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