室内にエレガントな雰囲気を演出するセントポーリア

二重鉢にしたセントポーリア‘チコ’。紫色の花は、エレガントな雰囲気づくりにぴったり。撮影:石倉ヒロユキ
室内で花を楽しめる植物は貴重です。エレガントな雰囲気を演出するなら、“室内花の女王”と呼ばれるセントポーリアはいかがでしょう。ガーデンデザイナーの大滝暢子(おおたき・のぶこ)さんに、その魅力と育て方のポイントを聞きました。

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花や葉の色、形が多彩で、原種に近いシンプルなものからゴージャスなフリル咲きまで、さまざまなタイプがあります。強い日ざしを好まないため、レースのカーテン越しの光が当たる明るい場所で育てるのが基本。
18〜25℃を保てば、1年を通して花を楽しめます。もともと岩の割れ目にたまったわずかな土に根を張っていたので、小さな鉢でも元気に育ちます。
蛍光灯の照明でも育つので、食卓を飾ることもできます。曲線の美しいポットに入れて光沢のあるテーブルクロスもお似合いです。

■冬の夜は保温が必要なことも

室温が低すぎると、葉が茶色く変色してしまいます。窓際に置いている場合、夜は部屋の中央に鉢を移しましょう。とくに冷え込みが厳しいときは、フラコンケースや発泡スチロールの箱などに入れて寒さから守ります。
■『NHK趣味の園芸ビギナーズ』2015年1月〜3月号より

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