ふつうに振れば出る! バンカーショットの新常識

撮影:渡辺義孝
「多くの方が苦手とするバンカーショットですが、実はそれほど難しくありません」と話すのは日本女子プロゴルフ協会(LPGA)副会長を務める伊藤佳子(いとう・よしこ)さん。プロゴルファーの大山志保(おおやま・しほ)さん、俳優の阿藤快(あとう・かい)さんを交えたバンカーショット談義をお届けします。

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伊藤 バンカーを苦手とするアマチュアの方は多いのですが、プロの場合「バンカーのほうがボールを止めやすく、グリーン周りのラフより簡単」というケースが多いですね。
大山 そうですね。私はバンカー、好きですね。
伊藤 ところで阿藤さん、バンカーをどのように打ちますか?
阿藤 オープンに構えてフェースを開き、左足体重でボールの手前の砂をバーンと叩く、という打ち方です。
伊藤 確かに昔はそう教えられました。しかし今はクラブが改良されているため、必ずしもオープンに構えて、フェースを開かなくてもいいんです。今のサンドウェッジは、スクエアに構えてもソールが砂にめり込まず、きれいにエクスプロージョン(爆発)できます。そのほうが、簡単に脱出できます。

■エクスプロージョンショット

バンカーショットはボールを直接打たず、ボールの手前(5〜10cm)の砂にヘッドを打ちつけて、砂をエクスプロージョン(爆発)させ、その爆発の勢いを利用して、砂と一緒にボールを脱出させるショット。そのためサンドウェッジはソールにバウンス角がついており、ヘッドが砂にめり込みすぎない工夫がなされています。
※※テキスト『趣味Do楽 今さら聞けない! ゴルフの基本 〜100を切りたいあなたに〜』では、バンカーショットの構え方、打ち方、目玉の攻略法、距離ごとの打ち分け方などを写真入りで詳しく解説しています。
■『NHK趣味Do楽 今さら聞けない! ゴルフの基本 〜100を切りたいあなたに〜』より

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