これが「正しい姿勢」! まっすぐに立つ感覚を身につけよう

撮影:神ノ川智早
ストレッチを始める前に、まず覚えたいのが正しい姿勢と正しい呼吸。この2つを意識してストレッチを行うと、狙った筋肉を効果的に伸ばすことができます。それだけでなく、全身の筋肉が自然に鍛えられて、美しいボディーラインに近づいていきます。本稿では、正しい姿勢をモデルやアスリートなどをサポートするパーソナルトレーナーの横手貞一朗(よこて・ていいちろう)さんに指導していただきます。

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ストレッチは正しい姿勢で行ってこそ効果的です。正しい姿勢とは、「背骨が緩やかなS字カーブを描いていて、その延長線上に後頭部が乗っている状態」です。正しい姿勢を目指すとき、まず意識したいのが「仙骨」。仙骨は背骨や骨盤とつながっていて正しい位置にキープすると、自然に背骨が正しいポジションに導かれます。まず、仙骨を前傾、後傾させてみて、「まっすぐに立つ」感覚を身につけましょう。

■理想的な姿勢

鏡やカメラで立ち姿を真横から映してみましょう。顎関節のくぼみ、仙骨、くるぶしの三点が一直線上に位置しているのが理想。背骨は理想的なS字カーブを描く。

■ポイントは仙骨

骨盤の中央に位置する逆三角形の骨。背骨や骨盤とつながっているため、仙骨の傾きによりこれらの動きをコントロールできる。
鎖骨:鎖骨が床と並行になるように意識する。
肩甲骨:肩甲骨をグッと後ろに引き、中央に寄せる。首はすくめない。
骨盤:腰骨の高さが左右同じになるように。
脛骨(けいこつ):すねの内側の骨に体重を乗せるように意識する。
かかと:重心を後ろに置くかかと重心。
■『NHKまる得マガジン 健康と美ボディーを手に入れる 1分ストレッチ』より

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