凝縮されたうまみが魅力! 自分でつくる切り干し大根【レシピ掲載】

撮影:公文美和
空気がカラカラに乾く冬。この気候を利用して切り干し大根を手づくりしてみませんか? 料理研究家の中川たまさんにつくり方を教えてもらいました。

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甘みがのった旬の大根をカラカラに干した、自家製切り干し大根。
水分がとんで、うまみがギュッと詰まったかみごたえのある滋味深い味わいです。せん切りにして盆ざるに広げ、1週間天日干しにしますが、盆ざるの目が粗いと目に詰まり、取り出しにくくなることもあるので、通気性のよい新聞紙などを敷いて、その上に大根を広げて干しましょう。
田舎風の煮物や炒め物、酢の物に、食感とうまみを生かしたハリハリ漬けに。和風だけでなく、春巻やチヂミの具にしたり、サラダ、マリネ、ピクルスなど洋風料理にも活用できます。

■材料(つくりやすい分量)とつくり方

1 大根1/2本は洗って水けをきり、皮付きのまま10cm厚さに切って、縦に5mm厚さに切ってから、縦にせん切りにする。
2 盆ざるに新聞紙を敷き、大根を並べる。カラカラになるまで1週間ほど天日で干す。ただし、夜は湿気があるので、室内に取り込む。
※ジッパー付き保存袋や保存瓶に入れて、常温で約半年間保存可能。もっと日もちをさせたい場合は、乾燥剤を入れるとよい。料理に使うときは、水に10分間つけて戻してから調理する。戻し汁もうまみがあるので、煮汁などに活用できる。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2015年1月号より

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