残念な四十路にならないためにアラサー女子が心がけるべきこと

喝!: 迷える女子の人生相談
『喝!: 迷える女子の人生相談』
湯山 玲子
小学館
1,512円(税込)
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 アラサー女子の悩みは尽きるところを知りません。

 彼に本命にしてもらえない、加齢が怖い、失恋から立ち直れない、結婚したいけれど相手がいない、友達に嫉妬してしまう、天職が見つからない......そんな女性の切実な悩みの数々に、著述家・ディレクターとして活躍中の湯山玲子さんが吠える本書『喝!迷える女子の人生相談』。雑誌『AneCan』の人気連載をまとめたもので、"残念な四十路にならないため"の一冊となっています。

 本書で取り上げられるアラサー女子たちの悩み――たとえば、気になる彼に本命にしてもらえない、実際に結婚にまで至らない、という悩み。これに対し、湯山さんは、まず「30越えミドルの女は100%危険視されている」ということを自覚すべきだといいます。

 男性は、結婚を少しでも意識している女性は危険だと認識するため、どうしても距離を置きがちに。たとえ仲良くなったとしても、女性の結婚したいオーラを察知してしまうと、すぐに逃げたくなるものなのだそう。

 そのため、女性側は、結婚を視野に入れていない私、結婚にこだわっていない私、つまり自立した女性になることが重要。いっそ思い切ってマンションを買ったり、田舎に別荘を買ったりという行動に出てみることをすすめます。そして、自立した女性、面倒臭くない女性になることができれば、意外にも男性側から心を許してくるものだとか。

 あるいは、出会いがないという悩み。この悩みについて湯山さんは、すべてが出会いの場だと言い切ります。

「仕事場に出入りする取引先から、行きつけの弁当屋の兄ちゃんから、ピザ屋の配達員まで、くまなく視野に入れるべき。SNS時代なのだから、知り合いが個人的に開くイベントなんぞの情報もどんどん入ってくるわけで、そこにとにかく出向いてみる。合コンまでもいかない男女の飲み会で、会話が弾んだ男性を自分から食事に誘ってみる」(本書より)

 いつでも受け身の、待ちの姿勢でいるのではなく、自ら積極的に動いていかなければならないと、消極的な女性たちに喝を入れます。

「30代はひとつもいいことなどないと思ってください」(本書より)という湯山さん。しかし同時に、苦しいアラサーからの10年間を乗り越えれば、心に余裕ができ、40代以降はあまり悩まなくなるとも指摘。

 アラサー女子たちの悩み。その解決の糸口を湯山さんの言葉から掴むことができるかもしれません。

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