大阪の"会いに行けるアイドル?" 「セレッソ女子」が増加した理由

フットボールサミット第17回 セレッソ大阪 咲き誇る桜の才能たち
『フットボールサミット第17回 セレッソ大阪 咲き誇る桜の才能たち』
『フットボールサミット』議会
カンゼン
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プロ野球の広島東洋カープを応援する若い女性「カープ女子」が話題となりましたが、サッカー界でも同様の動きがあるようです。そのチームは、サッカーのJ1に所属するセレッソ大阪。練習場のある舞洲や試合会場では、「セレッソ女子」が目立ち始めていると言われています。

セレッソ大阪は、日本代表の香川真司(マンチェスターU)をはじめ、清武弘嗣(ニュルンベルク)や乾貴士(フランクフルト)らを海外の名門チームに輩出したクラブ。現在も柿谷曜一朗や山口螢といった日本代表選手や、扇原貴宏、南野拓実、杉本健勇といったイケメンも揃えています。

昨シーズン、J1が1試合の平均観客数を落とすなか(約3%減)、セレッソ大阪は約11%の増加に成功しました。観客増を支えたと言われる「セレッソ女子」(通称・セレ女)が、書籍『フットボールサミット』のなかでセレッソ大阪の魅力について語っています。

「みんな若くて格好いいし、練習所に行ったら会えるし、会ったら優しいし。チームの雰囲気が明るいし、サッカーも上手くて、代表にも選ばれているから」
「セレッソ、なんか身近に感じる」
「友達感覚で会いに行ける」
「友達になれそうな気になるよね(笑)」

下部組織から昇格した根っからの関西人が多く、ファンサービスもよいセレッソ選手は、「会いに行けるアイドル」という位置づけのようです。最もファン対応が良いとされるのが杉本健勇選手で、写真を撮る際にも友人のように接し、「肩を抱いてもらっていいですか」というようなお願いにも応じてくれるとのこと。子ども相手にも楽しそうにし、「指きりげんまん」する姿も目撃されています。

あと一歩のところで、リーグ優勝を逃し続けてきたセレッソ大阪。優勝を果たした際には、さらにセレ女が増えることになるでしょう。

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