野球選手の「もうひとつの顔」...背番号はいつからつけられた?

野球太郎No.003 2013年春号~特集・君はこんなもんじゃない! (廣済堂ベストムック)
『野球太郎No.003 2013年春号~特集・君はこんなもんじゃない! (廣済堂ベストムック)』
廣済堂出版
1,337円(税込)
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 1月25日に第85回選抜高校野球に出場する36校が決定しました。昨年に春夏連覇を果たした大阪桐蔭や、明治神宮大会の優勝校・仙台育英など強豪校が出揃いました。

 今大会注目の選手は、1年生ながら最速151kmの球を投げる済美高校の安楽智大投手。昨秋の愛媛大会の決勝戦では21奪三振を記録し、「2014年のドラフトの目玉」と言われるほどの実力の持ち主です。

 広い甲子園の中、そんな注目の選手やお目当ての選手を探すときに目印になるのが背番号。高校野球に限らずプロ野球でも背番号はユニフォームに必ずついているものですが、日本で初めて野球の背番号を採用したのはセンバツだったということをご存知でしょうか。

 世界で最初に背番号が使われたのは1929年のニューヨーク・ヤンキースのユニフォーム。その後、日本では1931年の第8回選抜中等学校野球大会で使用されました。1935年には、アメリカに遠征した大日本東京野球倶楽部が漢数字の背番号をつけたユニフォームを着用したという記録もあります。

 太平洋戦争の激化により背番号が禁止された時代もありましたが、その後野球規定で背番号をつけることは規則になりました。野球選手は思い入れのある数字を背番号にすることが多く、今では選手の「もうひとつの顔」と言えるかもしれません。

 そのような高校野球にまつわるトリビアを知っていれば、センバツ観戦がもっと楽しくなるかも? 東京・下北沢の本屋B&Bでは、日本一マニアックな野球雑誌と言われる『野球太郎』編集部の菊地選手と高校野球ウォッチャーのラガーさんをゲストに「春のセンバツ・スーパーマニアック展望」というイベントを1月30日に開催します。今年の春のセンバツについて語り合う「高校野球ナイト」、野球ファンは必見です!

【関連リンク】
野球太郎Presents 高校野球スペシャルナイト!
「出場校決定!春のセンバツ・スーパーマニアック展望」
http://bookandbeer.com/blog/event/20130130_koukouyakyu/

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