展示会のロボット、中身は73歳のオジイサンだった? 鬼才・矢口史靖監督の最新作『ロボジー』が明日公開

小説ロボジー
『小説ロボジー』
矢口史靖
メディアファクトリー
1,080円(税込)
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 文化祭でシンクロを披露する高校生の姿を描いた青春映画『ウォーターボーイズ』、上野樹里・貫地谷しほり・本仮屋ユイカ・平岡祐太と、後に大活躍する若手出演者を揃えた『スウィングガールズ』、異常を発生した旅客機が引き返して無事緊急着陸するだけ、という非常に地味な物語を、人間味あふれるストーリーとして完成させた『ハッピーフライト』、これらの作品を世におくり出した矢口史靖監督の最新作『ロボジー』が、明日公開されます。

 「シンクロよりもジャズよりも飛行機よりもロボットが好きかもしれません」

 と矢口監督が言うように、今回のテーマは「ロボット」。

 弱小メーカーである木村電器はCMを流すなんて到底無理。そこで社長は、必ず新聞やテレビで取り上げられるロボット技術の見本市に目を付けました。3か月後に開催される見本市までにロボットを作ることを命じられた3人の社員は、なんとか二足歩行のロボット『ニュー潮風』を開発するも、発表直前に大破してしまいます。そこで、体型の合う73歳の老人をだまして中に入れるといったその場しのぎの対応をとると、なんと意外にも大絶賛。ところがこのオジイサンは只者ではなかったのです......。

 『ロボジー』の試写会では、60歳以上の高齢者限定というイベントを実施。元気なオジイサン・オバアサンが集まり、参加者の総合計年齢は「3万1084歳」となり、世界ギネス記録に申請する予定だそう。

 ロボットの中に入るのは、ミッキー・カーチスこと五十嵐信次郎(73)。まだまだ若くて愉快なオジイサンの姿が、日本を元気にする? 鬼才・矢口監督の笑撃ワールドがはじまります。

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