人類がはじめて空を飛んでから108年、空には5000機の飛行機が飛ぶ時代に

survival ism―70億人の生存意志
『survival ism―70億人の生存意志』
GENERATION TIMES,特別協力 山本 良一
ダイヤモンド社
1,512円(税込)
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 10月末に初フライトしたボーイング787。米・ボーイング社が開発したこの次世代中型ジェット旅客機を使うと、今までは大型ジェット機でしか飛べなかった距離でも直行することができるようになり、多方面で注目を集めています。他にも、「大型化された窓」「高くなった天井」「加湿器を搭載」など、進化した同機には見どころが満載です。

 飛行機だけでなく、鉄道の日々の進化にも、目を見張るものがあります。「移動」という意味では、私たちは非常に便利な時代を生きているといえるでしょう。書籍『survival ism』では、世界の鉄道総延長距離は、約120万kmにもなり、地球を30周できる長さだと紹介しています。また、世界の自動車年間販売台数は、新車だけで6500万台を超え、保有数では10億台に迫るようです。


 少し信じがたいことですが、人類がはじめて空を飛んでから、まだ100年程しか経っていないのです。

 ライト兄弟が、小高い丘から飛び出したのは、1903年の12月17日午前10時35分でした。わずか12秒間、36mの飛行でしたが、それは、人類がはじめて翼を手に入れた瞬間でした。

 それから、108年......。いま、地球の空には多い時で5000機もの飛行機が飛んでいるといいます。1万kmの距離も、わずか10時間で移動することができます。私たちは、ライト兄弟が憧れた鳥よりも、いつしか速く、また、遠くまで飛べるようになったのです。


 年末年始の旅行や帰省では、気持ちが慌ただしくなりがちです。そういう時にこそ、人類の技術の進化を噛みしめたり、心踊る未来に思いを馳せてみてはいかがでしょう。

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