インタビュー
映画が好きです。

VOL.35 浜辺美波さん

自分自身が好きになった桜良ちゃん、かわいいな、愛らしいなと感じた桜良ちゃんを表現できるように。

 センセーショナルなタイトルと、ピュアで"泣ける"ストーリーが話題になり、2016年の年間ベストセラーにまでなった住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』=通称「キミスイ」。小説投稿サイトから見出されてデビューという裏話もぐっとくる、ポストセカチューとの呼び声高い青春小説が、ついに映画化です。
 他人に興味がなくいつも一人でいる【僕】と、クラスの人気者・桜良。普通なら関わることもなかったはずが、ある時【僕】が桜良の秘密を偶然知ってしまい......。重い膵臓の病を患うヒロインと、クラスメイトの【僕】が過ごした数ヶ月を描いた本作のヒロイン・桜良を演じた浜辺美波さんにインタビュー! 桜良と同じ現役高校生の浜辺さん、かわいすぎて卒倒です。

◆◆◆

──読書好きだそうですが、原作は読まれていたんですか?

「はい、読書は大好きです。原作本は、本屋さんで見かけてタイトルが気になり、どんな内容なんだろうって、ずっと思っていました」


──ポストセカチューともいわれ、映画化を待っていた人も多いと思います。出演が決まった時は、どんなお気持ちでしたか?

「脚本を読ませていただき、すごく魅力的な女の子だなと感じました。セリフもとてもかわいらしいものが多くて、お芝居するのが楽しみになりました」


──映画も"泣ける"と評判の本作。試写会でもたくさんの人が泣いていましたが、浜辺さんご自身も完成版は泣けましたか?

「初めて脚本を読んだ時は、ラストの【僕】のシーンで泣きました。そして本編では、最初からぐっと掴まれるところがあり、泣きどころも多く、全体を通してずっと泣いていました」


──底抜けに明るい性格の桜良に対して、浜辺さんご自身は比較的おとなしい性格だそうですね。どんな風に"桜良"になっていったのですか?

「最初に月川監督にお会いした時に、桜良ちゃんの心情や人となりがまとめられた資料をいただき、それを参考に自分なりに練り上げていきました。脚本には書かれていない、自分の病気を知ってからの桜良の想い、両親との関係性などが丁寧に書かれていて、とても参考になりました。そこから、現場で監督に直してもらったり、追加してもらったりしながら、徐々につかんでいったという感じです。それから、劇中にも登場する"共病文庫"(闘病日記)も、実際に内容が細かく書かれていて、それを日ごとに追いながら参考にしていきました」

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浜辺さんが演じるヒロインの桜良。(映画『君の膵臓をたべたい』より)

──劇中の桜良、本当にかわいくて魅力的でした。

「桜良ちゃんは女の子らしくてかわいい子。私もそういうところが大好きだったので、自分自身が好きになった桜良ちゃん、かわいいな、愛らしいなと感じた桜良ちゃんを表現できるようにがんばりました」


──【僕】と桜良の恋とも友情ともいえない微妙な関係性も、映画の魅力のひとつ。【僕】を演じた北村匠海さんとは、役について話し合ったりしましたか?

「ふたりで話し合うということはまったくなくて、お芝居やリハーサルを重ねながら【僕】と桜良ちゃんの関係性をつくり、距離感をつかんでいったと思います。撮影中に個人的にお話しすることもまったくなかったですが、それが心地いいと感じるようなふたりだったと思います。北村さんはご自身もおっしゃっていましたが、かなり【僕】に近いタイプだなと感じました」

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【僕】を演じた北村匠海さん。(映画『君の膵臓をたべたい』より)

──個人的に好きなシーンは?

「【僕】との博多旅行で、九州ラーメンを食べるシーンです。桜良ちゃんが九州初上陸と言っていますが、私自身も初めての九州。今まで本格的な九州ラーメンというのを食べたことがなかったので、スープを飲むたび、具材ひとつ食べるたびに、そのおいしさにびっくりしていました。映画の公開に合わせて、舞台挨拶などで九州に行く機会があるかもしれないので、そのときにはまた食べたいです。また、博多旅行は、桜良ちゃんとしても楽しいことがいっぱいの旅行だったので、映画の中の桜良ちゃんの笑顔もぜひ見ていただきたいです」


──ちなみにプライベートでは、桜良ちゃんと同じ高校2年生ですが、クラスではどんな存在ですか?

「私はみんなの話を聞くのが好きなタイプです。自分から発表するような桜良ちゃんみたいなタイプとは違うかなと思っています。学校での態度は全然違うと思いますが、人に心配をかけないようにと努力するところや、不安なことがあっても笑顔でいたいと思うところは、桜良ちゃんと少し似ているかなと思います。みなさん、そうかもしれませんが」


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Photo by Ryosuke Iwamoto

──ところで、浜辺さんは映画を観るのは好きですか?

「好きです。特にアニメーション作品が好きです。ひとりでよく映画館にも行っています」


──最近観たなかで印象に残っているアニメ映画は?

「コナンの最新作の『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』です。映画館でひとりで観てきました。コナン、好きなんです。キャラクターがまず魅力的で、爆発があったり、スケールが大きくてワクワクします。格好いいですよね。テレビでも観ますが、映画版はスケールが大きくてより面白いです。好きなキャラクターは、コナンと......安室透さんです!安室透さんはほかの登場人物との関係性もすごく面白くて好きです」


──浜辺さんは声も魅力的なので、コナンへの声優出演の可能性も?

「コナン大好きなので、どんな役でも、もし出演できたら一生の宝物になると思います」


──では女優としての目標は?

「まずは続けていくことが一番です。ずっと演じさせていただけるようにと一番に思いながら努力しています。目標にしている方は、高嶋政宏さん・政伸さんです。お芝居を観るのがすごく好きなのですが、ただのファンというか......出演されている作品は観たくなります。現場でもすごい役作りをされているというお話もよく聞いていて、とても尊敬しています」


──最後に、映画を楽しみにしている方へメッセージお願いします!

「一日一日の大切さを感じられる作品になっていると思います。大切な方と一緒に観ていただきたいです。桜良ちゃんの想い、【僕】の想い、登場人物のいろんな想いを、宝探しをするように見つけていただけたら嬉しいです」

浜辺美波さん、ありがとうございました!

[ staff ]
写真/岩本良介 取材・文/根本美保子
ヘアメイク/鎌田順子 スタイリング/瀬川結美子


***

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『君の膵臓をたべたい』
7月28日(金)より全国公開!

監督:月川翔
原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社刊)
出演:浜辺美波、北村匠海、北川景子、小栗旬
配給:東宝

2017/日本映画/115分
公式サイト:http://kimisui.jp
©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社

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浜辺美波(はまべ・みなみ)

2000年8月29日、石川県生まれ。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションニュージェネレーション賞を受賞、同年『浜辺美波〜アリと恋文〜』で映画主演デビューを飾る。主な出演作品に、人気アニメの実写ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2015/CX/本間芽衣子(めんま)役)、NHK連続テレビ小説「まれ」(2015)、『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』(2016)、『咲 –Saki-』(2017)など。公開待機作に『亜人』(2017年9月公開予定)がある。

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