気をつけたい! 美しくない箸使い

イラスト:唐仁原多里
「お箸を美しく使えていますか?」と聞かれたら、ドキッとしてしまう方もいるのでは? 普段から気をつけたい「美しくない箸使い」を、江戸懐石近茶流嗣家(きんさりゅうしか)の柳原尚之(やなぎはら・なおゆき)さんに教えてもらいました。

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■くわえ箸

箸を箸置きなどに置かず、口にくわえたまま、手で器を持つのは美しくありません。また、箸をくわえながら、ほかの器やしょうゆなどに手を伸ばす動作も同様です。見た目が美しくないのはもちろん、不安定な箸先が口やのどを刺す危険もあるのでやめましょう。


■ねぶり箸

料理を食べているわけではないのに、箸先をなめること。箸についたごはん粒や汁けをペロリとなめ取る(ねぶり取る)所作も美しくありません。箸は先端3〜4cmを使い、ほかの部分はなるべく汚さず食べるようにしましょう。


■刺し箸

ツルツルとして食べにくい芋類やこんにゃくなどは、箸を刺して食べたくなってしまうもの。しかし箸を正しく持ち、箸先の開閉がうまくできれば、刺さなくてもしっかりと料理をはさむことができます。

※テキストでは、美しい箸の使い方を献立別に紹介しています。
■『NHKまる得マガジン いまさら聞けない 美しい箸の使い方』より

NHKテキストVIEW

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