瀬戸大樹八段に質問! 「最後の晩餐ならぬ最後の対局、1手目はどこに?」

下島陽平(しもじま・ようへい)八段が棋士たちにインタビューする人気連載「おしえて!先生たち〜!」。9月号に登場するのは瀬戸大樹(せと・たいき)八段です。

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今回は関西棋院の瀬戸大樹八段にお話をうかがった。勝手な印象は、誠実で優しく、美しい形を崩さず、終盤に強くて冷静。「目隠し碁」で最後まで打てる数少ない棋士である。そんなイケメン求道者、瀬戸八段への最初の質問は…。

■碁を打っていて最も快感と思う瞬間は?

「対局に向けた準備、当日の内容、結果、全てが自分なりに出し切れたと感じた時、このうえない喜びがあります」
カッコイイこと山のごとし…。棋士は皆、この感覚を得るために碁を打っている。それに向けてコツコツ努力していることが伝わってくる。
次に僕が最も苦手な分野について。

■ヨセがうまくなりたいでござる。どうしたらいいでござる?

「ヨセが楽しいと思えるといいですね。勉強方法としては、自分の対局のヨセを検討(振り返る)すること。よく出る形の目数もメモして覚えましょう」
ヨセが楽しい理由と、目数を書いた本を出してください。間違いなく買います。

■最後の晩餐ならぬ、最後の対局があったとしたら、1手目はどこに打ちますか?

「考えたこともなかったです。この心境だとよい碁が打てそうなので試そうと思ったのですが、最後の一局と思って打つのと、本当に最後の一局で打つのとは全然違うので諦めました。前置きが長くなりましたが、初手は小目です(笑)」
※続きはテキストでお楽しみください。
※段位・タイトルはテキスト発売当時のものです。
■『NHK囲碁講座』連載「下島陽平の おしえて!先生たち〜!」2021年9月号より

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