「ひとりごはん」を楽しくするコツ

撮影:吉田篤史
準備・後片づけが面倒で、ついついおっくうになってしまいがちなひとり分の食事。料理研究家の瀬尾幸子(せお・ゆきこ)さんに、「ひとりごはん」を楽しくする工夫を教えてもらいました。

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■ひとり分こそ、オーブントースター・電子レンジの出番

ひとり分の料理こそ、少量調理が得意なオーブントースター・電子レンジの出番です。火加減の調節はいらないし、目を離していても勝手に料理を仕上げてくれます。使いこなせば、これほど便利な道具はありません。

■たいもひとり分なら高くない

毎日つくる料理だからこそ、食材は少しぜいたくして気分を上げるのが私の流儀です。たいの切り身も1切れずつ使えば、そこまで高くない。いい食材を手に入れると、味つけはどうしよう、お酒は何を合わせようと、あれこれ想像がふくらんでそれだけで楽しいですよ。


■少しだけ余った食材はみそ汁にin

10gだけ余ったひき肉や野菜の切れ端、冷蔵庫の奥に残った乾物や練り物。私はどれもみそ汁に入れて使いきります。特に肉や練り物は味出しになるので、少しでも加えるとおいしさアップ。具が増えると味がブレないかって? 大丈夫。みその風味が具材を包み込んで、おいしくまとめてくれます。

■『NHKきょうの料理』2021年9月号より

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