ベストシーズン到来! 多肉の寄せ植えを成功させる極意

姿や色合いの異なるセダムをまとめて植えると、小さなお花畑のようなかわいらしさに 撮影:田中雅也
多肉植物、なんだか気になる。もし、そう思っていたら今がスタートのチャンスです! 少しずつ、過ごしやすさの増す9月。多肉植物の栽培もぐっと気軽に。そしてこの時期は、1年で最も豊富な種類が店頭に並びます。多肉植物デザイナーの近藤義展(こんどう・よしのぶ)さんに、多肉植物の寄せ植えを成功させる極意を教えてもらいました。

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■1 数年後の姿を想像しイメージをふくらませる!

一般的な草花の寄せ植えと少し違う点は、完成後何年も成長し続け、景色が変わっていくことです。そのため、多肉植物の寄せ植えでは、未来のイメージを思い描きながらデザインするのが大事。ちなみに、近藤さんは生まれ故郷の糸魚川で子どものころに見ていた景色をイメージしながらつくることが多いそうです。ふるさとや旅先で出会った風景など、自分の中にある“いい景色”を参考に、寄せ植えのイメージをまとめましょう。

■2 育ち方のタイプを確認!

1つの鉢に複数の多肉を集める寄せ植えでは、同じ環境で育つものを組み合わせるのが鉄則です。特に高温多湿の日本の気候でも比較的育てやすいクラッスラセダムエケベリアなど、ベンケイソウ科の多肉植物はおすすめ。また、成長の仕方によって、【1】上に伸びるタイプ、【2】横に広がるタイプ、【3】その場で太るタイプ、の3つに大きく分けられるので、それらをもとに選びましょう。特にセダムは彩り豊かでデザインしやすいだけでなく、水やりの目安にもなるため、加えることをおすすめします。
※続きはテキストでお楽しみください。
■『NHK趣味の園芸』2021年9月号より

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