トマトたっぷりのスープカレーで夏バテ防止

豚肉と夏野菜のスープカレー 撮影:木村 拓(東京料理写真)
暑い暑い夏。「きょうの料理」でもおなじみの管理栄養士のみなさんは、どんな食事で乗りきっているのでしょう? 管理栄養士・料理研究家の牧野直子(まきの・なおこ)さんは、トマトを毎日欠かさず食べることが元気の秘けつだと語ります。

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透き通るような肌が印象的な牧野さん。当然インドア派、と思いきや、フルマラソンにも果敢に挑む根っからのアスリート。屋外でアクティブに過ごしながらも、美肌を保ち、夏バテとは無縁でいられる秘けつは、幼いころからほぼ毎日(!)食べているトマトのおかげかもしれないと話します。
「トマトの赤い色素“リコピン”には、日焼けによるメラニンの生成を抑える働きがあるといわれます。また、トマトやオクラなどの夏野菜に多く含まれるカリウムが汗をかいて失われると、夏バテの原因になるんです」。なるほど、積極的にとりたいですね。
牧野さんの食卓には、生だけでなく加熱調理したトマトメニューも並びます。「トマトに含まれるうまみ成分・グルタミン酸の量は、野菜の中でもトップクラス。加熱すると酸味がとび、うまみをより強く感じるようになります」。
牧野家で人気のスープカレーも、トマトをそんな“天然の調味料”として生かし、かつ栄養素も余さずとる、賢い一品。「しかも加熱時間は10分間ほど。夏の強い味方です」と牧野さん。今年も美肌キープ、夏バテ知らずです!
※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理』2021年8月号より

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