時間はかかるけど手間いらず! サツマイモ栽培のポイント
- 撮影:栗林成城
サツマイモは暑さや乾燥に強く、やせた土地でもよく育ちます。栽培期間は長いですが、世話が簡単なので、初心者でも甘くておいしいサツマイモが収穫できます。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに栽培のポイントを教えてもらいました。
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■1 高畝で、水はけと通気性をアップ
サツマイモは水はけと通気性のよい環境を好むので、畝は30cmほど土を盛り上げて高畝(たかうね)にしましょう。高畝には、収穫の際にイモができている場所を推察できる利点もあります。
■2 葉が茂るので栽培スペースは余裕をもって
サツマイモはつるが旺盛に伸びるので、ほかの野菜の生育を妨げないよう、畝まわりのスペースに余裕がある場所を選びましょう。伸びたつるが邪魔になる場合は、「つる返し」をして畝内に収めながら育てます。
■3 チッ素分を減らしてつるボケを防止
サツマイモは、少ない肥料でよく育ちますが、逆にチッ素分が多いと、つるや葉ばかりが茂ってイモの出来が悪くなる「つるボケ」になります。そのため、元肥(もとごえ)の化成肥料の量は一般的な野菜の1/5に減らし、不足するカリ分を草木灰(そうもくばい)などで補ってイモを太らせます。サツマイモ栽培に向いた専用肥料を使ってもよいでしょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2021年6・7月号より
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■1 高畝で、水はけと通気性をアップ
サツマイモは水はけと通気性のよい環境を好むので、畝は30cmほど土を盛り上げて高畝(たかうね)にしましょう。高畝には、収穫の際にイモができている場所を推察できる利点もあります。
■2 葉が茂るので栽培スペースは余裕をもって
サツマイモはつるが旺盛に伸びるので、ほかの野菜の生育を妨げないよう、畝まわりのスペースに余裕がある場所を選びましょう。伸びたつるが邪魔になる場合は、「つる返し」をして畝内に収めながら育てます。
■3 チッ素分を減らしてつるボケを防止
サツマイモは、少ない肥料でよく育ちますが、逆にチッ素分が多いと、つるや葉ばかりが茂ってイモの出来が悪くなる「つるボケ」になります。そのため、元肥(もとごえ)の化成肥料の量は一般的な野菜の1/5に減らし、不足するカリ分を草木灰(そうもくばい)などで補ってイモを太らせます。サツマイモ栽培に向いた専用肥料を使ってもよいでしょう。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2021年6・7月号より
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