高温多湿の夏こそ重要! 管理栄養士に聞く水分補給のコツ

煎茶を水(軟水)でいれればカフェインが溶け出しにくく、うまみ成分のテアニンが抽出されやすい。味わいが増し、よりおいしくなります。テキストでは、冷たい煎茶を使った冷やし茶漬けのレシピを紹介しています。撮影:渡辺七奈
管理栄養士監修のもと、食生活を通して「いまどき」の健康をバックアップ! 7月号は、この時季もっとも気をつけたい水分補給。飲むだけではなく、食事の中に上手にとり入れるコツを本多京子(ほんだ・きょうこ)さんが紹介します。

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■人間は“水”なしでは生きられません

人間にとって水は、体の機能を維持するために欠かせないもの。成人であれば体重の約60%を占めます。
ところが、年齢とともに体内の水分量は減るばかりか、高齢になるほど、のどの渇きを感じにくく、水分不足になりがち。体の10%の水分が失われると筋肉のけいれんや神経のいら立ちが起こり、20%が失われると死に至るといわれています。
飲料水で約1.2L(コップ6杯分)、食事で約1L、体内でつくられる水が約0.3L、合わせて1日に約2.5Lの水が必要ですが、尿や便、汗、呼吸などで同量の水が排出されます。
一度にたくさんの量は吸収されにくいため、こまめな水分補給と1日三度の食事を欠かさずとることが大事。特に湿度が高く、ジワジワと大量の汗をかく季節には、食事からの水分補給も忘れずに。
■『NHKきょうの料理』連載「いまどきヘルシー」2020年7月号より

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