角換わり腰掛け銀をマスターする第一歩! 次の一手に挑戦

『将棋講座』2019年12月号の別冊付録は「この技知ってる? 角換わり腰掛け銀 次の一手」。形と技を覚えるための基本問題を20 問。NHK杯を題材にした実戦問題を5問用意しました。問題形式なので一応は正解を用意しましたが、より多くの技やパターンを覚えるのが目的ですので、気にすることはありません。繰り返し解けば、見えてくるものが変わってくるはずです。本誌の講座『太地隊長の角換わりツアー』を理解する一助となることを願っています。本稿では基本問題から一問紹介します。

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角換わり腰掛け銀は難しいという声をよく聞きます。確かに盤面全体を見て最善手を見つけるのは大変ですが、それはプロ棋士も同じこと。百年以上も試行錯誤を繰り返しながら、一本の幹(定跡)を作っています。ですのでアマチュアの皆さんも堂々と間違えながら、失敗を糧にしながら成長していきましょう。
問1


問① 回答
▲7二角

 


角換わりは序盤早々に角を手持ちにするので、効果的な角の使い方を覚えるのが大事です。
この場合は角を馬に進化させる技を使います。正解は▲7二角。対して△8二飛なら▲6一角成。△7一飛なら▲8三角成で馬を作ることができます。この馬で飛車をいじめていくのがその後の方針になります。
■『NHK将棋講座』2019年12月号より

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