クリスマスローズの無限の美しさに迫るキーワード
- ダブル・オーレア・ホワイト系。根から縁に向かって、赤色のフラッシュが均等に星形に広がる。花弁の白地に、赤色のスポットが密に入るため、フラッシュがとても鮮明に浮き上がって見える。撮影:田中雅也
『趣味の園芸』2020年2月号ではクリスマスローズを大特集しています。100枚以上もの花弁をもつものや、株全体を覆うようにたくさんの花が咲く超多花性など、新鮮な花が毎年登場するクリスマスローズ。園芸家の野々口稔(ののくち・みのる)さんが7つのキーワードで2020年のトレンドを解説し、その無限の美しさに迫ります。本稿では、その中から2つのキーワードをご紹介します。
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■キーワード1 発色に革命を起こした「オーレア」
オーレアは、ラテン語で黄金色のことで、植物では緑色の色素が少なく葉も花も濃い黄色に発色するものを指します。クリスマスローズも葉が黄色みを帯びますが、花色は黄金色だけでなく赤やホワイトなどもあり、オーレアの場合これらの花色が鮮明で退色しにくく、日に当てると輝いて見えるのが最大の魅力です。
■キーワード2 ゴージャスで華やかな「多弁・超多弁」
ダブル花のなかでも、花弁の重なりが4〜5重よりも多いと多弁花、そして、7重以上だと超多弁花と呼んでいます。超多弁花は花弁の枚数が70枚以上となり、クリスマスローズとは思えないゴージャスで魅力的な花になります。超多弁花は、日本の育種家が世界に先駆けて作出したもので、さまざまな変異を求めて進化し続けています。
※その他のキーワードはテキストでお楽しみください。
■『NHK趣味の園芸』2020年2月号より
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■キーワード1 発色に革命を起こした「オーレア」
オーレアは、ラテン語で黄金色のことで、植物では緑色の色素が少なく葉も花も濃い黄色に発色するものを指します。クリスマスローズも葉が黄色みを帯びますが、花色は黄金色だけでなく赤やホワイトなどもあり、オーレアの場合これらの花色が鮮明で退色しにくく、日に当てると輝いて見えるのが最大の魅力です。
■キーワード2 ゴージャスで華やかな「多弁・超多弁」
ダブル花のなかでも、花弁の重なりが4〜5重よりも多いと多弁花、そして、7重以上だと超多弁花と呼んでいます。超多弁花は花弁の枚数が70枚以上となり、クリスマスローズとは思えないゴージャスで魅力的な花になります。超多弁花は、日本の育種家が世界に先駆けて作出したもので、さまざまな変異を求めて進化し続けています。
※その他のキーワードはテキストでお楽しみください。
■『NHK趣味の園芸』2020年2月号より
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