世界中から報道陣殺到! ワールド碁女流世界最強戦2019

優勝した於之瑩六段。撮影:小松士郎
世界一の女性棋士を決める「ワールド碁女流最強戦2019」が、昨年に引き続き開催された。
ハイレベルの戦いが繰り広げられた中、棋士個人への注目度も非常に高く、世界中から多くの報道陣が詰めかけた。
仲邑菫新初段と戦ったことで、その美貌が世間に知れ渡った黒嘉嘉七段や、12歳でのプロ入りを果たした上野梨沙新初段の姉、17歳の上野愛咲美女流棋聖など、話題の棋士も出場。ひと目見たいというファンも多かったようで、大盤解説会場は入り切らないほどの満員となった。
1回戦、4人の日本代表からただ一人、佃亜紀子五段が勝ち上がるが、2回戦で敗退。
決勝へは、中国代表の於之瑩六段と、韓国代表のチェ・ジョン九段が前評判どおり勝ち上がる。お互いを意識し合うライバル対決は、中盤の戦いでリードを奪った於六段がそのまま押し切り、連覇を果たした。
文:丹野憲一
■『NHK囲碁講座』2019年6月号より

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