史上最年少10歳で入段 仲邑菫新初段、始動!

2月20日に日本棋院で行われた黒嘉嘉(コク・カカ)七段との記念対局は、なんと30社70人を超える報道陣が押し寄せた。撮影:小松士郎
この4月からプロ棋士として歩みだした仲邑菫(なかむら・すみれ)さん。注目を浴びる小学生棋士の誕生までをお伝えする。

* * *

1月5日「囲碁の日」に日本棋院東京本院で行われた記者会見にて、仲邑菫さん(当時9歳)が、新たに設立された「英才特別採用推薦棋士」の第1号として入段することが発表された。
父は棋士・仲邑信也九段。3歳で囲碁を始め、6歳のときに未就学児の大会「第4回渡辺和代キッズカップ」で優勝。8歳で関西棋院の院生となり、2018年は韓国でも修業した。
そして新制度の規定に従い、昨年12月に張栩名人が試験対局を行った。
記者会見の翌日には、大阪で井山裕太五冠と記念対局を行い、序盤から井山五冠を押し続け、その内容を見て、彼女の実力を疑う者はいなくなった。
1月24日には、韓国棋院にてチェ・ジョン九段との記念対局が実現した。
4月からは棋士として、公式戦が始まっている。
■『NHK囲碁講座』2019年6月号より

NHKテキストVIEW

NHKテキスト囲碁講座 2019年 06 月号 [雑誌]
『NHKテキスト囲碁講座 2019年 06 月号 [雑誌]』
NHK出版
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HMV&BOOKS

« 前のページ | 次のページ »

BOOK STANDプレミアム