絶対収穫! バナナを自宅で育ててみよう

バナナの葉は蒸しものや器など料理に、またグリーンインテリアとしても楽しめる 撮影:竹田正道
もぎたてのバナナは自家製ならではの濃厚な甘み。わが家でバナナが収穫できる喜びに加えて、トロピカルムード満点のグリーンインテリアとしても一年中楽しめます。園芸研究家の小川 恭弘(おがわ・やすひろ)さんに、収穫を目指すために押さえておきたい5つのポイントを教えてもらいました。

* * *


■絶対収穫! 5つの切り札

切り札1 矮性種を選ぶ
果実が流通している一般のバナナは、草丈が10mくらいになる品種。家庭で栽培するなら、「三尺バナナ」「ドワーフバナナ」などの矮性種を入手しましょう。人の背丈くらいでも結実します。
切り札2 根詰まりさせない
最終的に、三尺バナナは12〜15号、ドワーフバナナは10号以上の大鉢で栽培します。毎年植え替え、鉢増しをするか、株分けをして、根詰まりさせないように管理します。
切り札3 半日以上光に当てる
バナナは光が大好きです。光が不足すると花がつかず、収穫も望めません。1年を通して、半日以上光が当たる場所で管理しましょう。
切り札4 水と肥料を切らさない
バナナは、水と肥料で育てるといっても過言ではありません。特に、結実期の水切れは厳禁。成長期には、有機質の固形肥料もたっぷり施しましょう。
切り札5 冬は10℃以上を保つ
最低生育温度は0℃以上、観葉植物としてきれいな葉を楽しむなら8℃以上が理想。バナナは今までにつけた葉の合計が40〜45枚になると花芽をつけます。早い収穫を目指すなら、冬も最低10℃以上を保って葉の生育を促すのが理想です。
※詳しい植えつけの手順、手入れ法はテキストで紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2019年6月号より

NHKテキストVIEW

NHKテキスト趣味の園芸 2019年 06 月号 [雑誌]
『NHKテキスト趣味の園芸 2019年 06 月号 [雑誌]』
NHK出版
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HMV&BOOKS

« 前のページ | 次のページ »

BOOK STANDプレミアム