今が植えどき! ジャガイモ栽培のポイント

撮影:栗林成城
3月になったらまず手をつけたい人気の定番野菜、ジャガイモ。品種が豊富で、ほくほくからしっとりまで食感もさまざま。自分の好みに合わせて選べます。今年の春は、どれを植えますか? 恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、ジャガイモ栽培のポイントを教えてもらいました。

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■ジャガイモが好むのは酸性の土

ジャガイモはほかの野菜よりも酸性土壌を好み、適正pHは5.0~5.5程度。逆にpH6.0以上になると、皮の表面がデコボコする「そうか病」などの病気が発生しやすくなります。土作りの際には、苦土石灰(くどせっかい)をまきすぎないように注意しましょう。
 

■丈夫な芽を2本残して大きなイモを育てる

タネイモを植えると何本か芽が出てきますが、すべてを育てると枝や葉に養分が取られてしまい、できるイモの数は多くなるものの、サイズが小さくなってしまいます。丈夫な芽を2本残して、残りはかき取りましょう(芽かき)。

■追肥・土寄せを適切なタイミングで行う

株の成長期とイモが太る時期に肥料が効くように適切な追肥が重要。また、土寄せが十分でないと、地表にイモが出てきてしまい、光が当たって緑化してしまいます。緑化したイモは、有毒物質であるソラニンを生成し、食べられなくなってしまいます。
※テキストでは植えつけの手順を写真入りで解説しています。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2019年2・3月号 より

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