清潔さがキモ! 水耕栽培で香味野菜

撮影:渡辺七奈
土を使わない水耕栽培は冬の室内での栽培にぴったり。鍋で楽しみたいミツバとクレソンの栽培に挑戦します。園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんに水耕栽培のポイントを教えてもらいました。

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手軽で清潔感がある水耕栽培。ミツバとクレソンは多年草なので繰り返し収穫できるのも魅力!

■培養液で育てる

水耕栽培に使うのは、水耕栽培専用の肥料を水で薄めた「培養液」。水には、培養土と違って養分がないため、専用の肥料で肥料分を補うのです。液状のものや粉状のものなど、いくつかタイプがあり、希釈倍率も製品によって異なります。

■スポンジにタネをまいて株を支えよう

土を使わない代わりに、キッチン用のスポンジにタネをまきます。発芽して根が伸びるまでは、底が平らな容器で管理。発芽して根が伸びたら、培養液を入れたグラスに移して育てます。

■栽培環境は清潔に!

雑菌が繁殖すると、カビや腐敗の原因に。できるだけタネを素手で触らないようにし、培養液は定期的に交換しましょう。タネまき用のスポンジは、必ず未使用のものを。また、ミネラルウォーターではなく、塩素を含む水道水を使うのも雑菌の繁殖を防ぐポイントです。
※テキストではモヤシの育て方も紹介しています。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2018年12・2019年1月号より

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