「ためられる家計」にするために——開こう「マネー会議」

イラスト:コルシカ
「ためられる家計」にするためには、家族や生計を共にする人たち全員で家計に関わることです。仮に妻が一生懸命節約しても、夫が散財してしまえば、努力も水の泡。全員で情報を共有し、「家計に参画するんだ」という意識を持つことが大切なのです。
家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナーの横山光昭(よこやま・みつあき)さんは、月に1回の「マネー会議」を推奨します。子どもも含めた全員で「わが家の家計」の現状を把握し、お金の使い方を話し合う会議です。「来年は車を買い替えよう」「3年後にハワイ旅行に行きたい」といった将来の夢や目標を話し合うのもよいでしょう。
子どもの目からもお金の出し入れが丸見えになることで、お金をどう使うべきか学ぶ良い機会となります。

■「マネー会議」の議事進行

1 今月の収支を発表する
今月の収入と月末に集計した支出、そして収支を発表します。前月の収支と比べて増えたか減ったか、目標どおりの金額を貯金できたかなど、全員で情報を共有します。
2 今月の支出を見直す
家族が「消費・浪費・投資」の箱に入れたレシートをもとに、支出の中身を検討します。「消費・浪費・投資」の分類が合っているか、無駄遣いしすぎていないかなどを話し合い、今後に生かします。
3 翌月に買いたいものを検討する
翌月に買いたい物をそれぞれ申告し、全員で検討します。申告する人は買いたい物の価格を調べ、みんなの前で「なぜ買いたいか」をプレゼン。採用された物は家計から支出してよいことにします。
1人で生計を立てている人も、月に1回、お金の出し入れを見直してみましょう!
■『NHKまる得マガジン 不安解消!家計見直し術』より

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