節約したい! まず見直すべき支出とは

イラスト:コルシカ
節約と言うと、まず食費を減らそうとする人が多いのですが、日々お財布から出ていくお金をコントロールするのは難しいもの。「その点、『固定費』は狙い目です」とアドバイスするのは、家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナーの横山光昭(よこやま・みつあき)さんです。固定費は、毎月一定の金額がかかる支出。固定費を見直して減額すれば、毎月自然と支出が減るので、節約効果が高いのです。

■まず固定費を見直そう

毎月、決まった金額が出ていく固定費から見直しを始めましょう。ほんの数百円でも、毎月支払い続ければ1年で数千円にもなります。ちりも積もれば山となる、固定費の節約ポイントを紹介します。
住居費
住居費は最も大きな支出なので、見直しする価値が大です。持ち家の場合は、住宅ローンの借り換えで返済額を減らせる可能性があります。返済期間が10年以上、ローン残高が1000万円以上ある場合が狙い目。銀行の返済シミュレーションを試してみましょう。
賃貸の場合は、交渉をすれば家賃を値下げしてもらえるかもしれません。ある程度貯金があれば、家賃の低い地域に引っ越すのも一案です。
生命保険料
子どもが小さいうちは死亡保障を手厚くするべきですが、成人すればそれほど必要ありません。また、昔の保険は保障のわりに保険料が高い傾向にあります。若いころに入った保険に入りっぱなしという人は、見直してみるとよいでしょう。
携帯電話・スマートフォン代
家族全員で加入すると安くなるプラン、データ容量を分け合えるプランなどがあるので、調べてみましょう。また、大手携帯電話会社から格安スマホに乗り換えると、月額利用料が1/3 程度に抑えられる可能性があります。
自動車関連費
自家用車を所有していると、毎月の自動車ローン、自動車保険料、ガソリン代、車検代などの負担がのしかかります。週1、2回しか乗らないのであれば、思い切って車を手放し、カーシェアリングを利用するのも手です。
※テキストでは固定費の他、変動費の見直し方法も紹介しています。
■『NHKまる得マガジン 不安解消!家計見直し術』より

NHKテキストVIEW

不安解消!  家計見直し術 (NHKまる得マガジン)
『不安解消! 家計見直し術 (NHKまる得マガジン)』
NHK出版
617円(税込)
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HonyaClub.com
>> HMV&BOOKS

« 前のページ | 次のページ »

BOOK STANDプレミアム