ついに最終章!! 『バイオハザード:ザ・ファイナル』が観たくなる、過去作まとめ
2016年12月23日(金・祝)、最終章公開!
日本からはタレントやモデル活動のイメージが強いローラが、なんと女戦士として参戦しているというだけで見に行きたい人は多いはずです。
その前に、過去作Ⅰ~Ⅴの復習をしたい人へ。5本も見るのは大変という人も必読です。
そもそも『バイオハザード』とは、日本のゲーム会社カプコンが製作したホラーアクションアドベンチャーゲーム。それを原案とした映画版は2002年に第1作が公開され、現在までに全5作が公開済み。主演は全作ミラ・ジョヴォヴィッチが務めています。
ちなみに「バイオハザード」という言葉は医療現場でもよく使われており、「生物学的危害」を意味します。劇中にも何度も登場する下のマークが「バイオハザード」を意味するマークです。
実際の医療現場では色によって意味が異なり、ゴミ箱などに表示して、廃棄物の仕分けに利用されています。
(文/杉本結)
すべての物語のはじまりはここから! 第1作『バイオハザード』(2002)
バイオハザードといえばゾンビ映画のイメージですが、序盤にはゾンビが出てきません。一体これから何が起こるのか。ハラハラドキドキとしたストーリーが展開していきます。
舞台となる「アンブレラ社」という大手医薬品メーカーの裏の顔は、細菌兵器を開発しているとんでもない組織。地下研究室「ハイブ」内でTウイルスという生物兵器が何者かの手によってばらまかれます。空調を通じて500人超の所員全員が感染し、このバイオハザードを阻止するべく、人工知能「レッドクイーン」が動き出し、所員全員を抹殺します。しかし、Tウイルスにより細胞が変化し、所員たちはゾンビ化。
主人公アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)はレッドクイーンの撒いた神経ガスの副作用で記憶喪失になりながらも、レッドクイーンを強制終了させる為に特殊部隊の隊員と共にハイブの中へと入っていきます。
一作目はアリスの衣装がとてもセクシー。赤いドレスに黒い革ジャンがなんとも印象的! この衣装はミラの提案だったという制作秘話も素敵です。監督は製作費がまだまだ少なかった1作目は苦労したことを明かしています。また、主人公アリスの名前は「鏡の国のアリス」のオマージュだそうです。
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全作の2日後が舞台。全然解決してないよ! 『バイオハザードⅡ アポカリプス』(2004)
全作から2日後にハイブの調査へ行った調査員が、中にいたアンテッド(ゾンビ)に襲われる!というところから始まる第2作。アンテッドは街にも姿を現し人々はパニックに陥ります。安全地帯へと向かうも、アンテッドたちの襲撃によって街が封鎖されてしまうのです。
さらに、閉鎖された街の中、アンブレラ社が創った生物兵器リッカーが出現。街に取り残された人々が応戦はするものの、強すぎて絶体絶命に。そこへアリスが助けに来るのですが、彼女はTウイルスを投与され続けた結果、細胞レベルでの取り込みに成功し超人の肉体を手にいれています!!
Ⅱではヘリコプターのシーンやアクションシーンが増えて見どころ満載。ちなみに劇中には、2010年スタートの大人気ドラマのタイトルと同じ「WALKING DEAD」の文字がでてきます。発見してみてください!
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状況がさらに悪くなってるよ! 第3作『バイオハザードⅢ』
Ⅱのタイトルがアポカリプス(=世界の破滅」だったと思ったら、Ⅲの原題『Resident Evil: Extinction』のExtinctionは「絶滅」の意味。タイトル通り状況はどんどん悪化しています。
世界は、ゾンビに襲撃されすぎてついに砂漠と化しています。生き残った人間は少ない食料を持って車でゾンビから逃げるように追いやられ、安全な場所や他の生き残りを探し求め砂漠を旅しています。
この頃になると、アンブレラ社はアリスのクローンを大量生産してなんとかゾンビが自分たちの言うことを聞くようにできないか実験と調教を始めます。当のアリスは、敵の監視の目をかいくぐって生活をしていたけど見つかってしまい……。
Ⅲにしてやっとホワイトクイーンの擬人化した姿がみられるのが見どころのひとつ。あんなに可愛い子供があんな恐ろしいことを……と考えると夜も眠れないです。
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ミラ・ジョヴォヴィッチ、東京に降臨! 第4作『バイオハザードIV アフターライフ』
ついに! ついに東京が舞台に! 中島美嘉がスクランブル交差点でゾンビになるシーンから始まります。
アンブレラ社は東京本部を作り生活の基盤を地下へと移していたのですが、そこにアリスが潜入。今回の武器は日本を意識し、手裏剣や刀が登場するのもかなりかっこいい! 戦闘シーンは作品を重ねるたびにどんどんクオリティアップしていますが、スローモーションのシーンとゾンビを颯爽にかき分けて走り向けるリズミカルなシーンとの切り替えがとても気持ちよく、自分が闘っている感覚にさえ陥ってしまいます。
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ちなみに時間がない人はこれだけ観ればOK! 第5作『バイオハザードⅤ リトリビューション』
もう本当に、本当に時間がない人は、ⅤにすごくわかりやすいⅠ~Ⅳのまとめがあるのでこのシリーズだけでもおさらいしてから最終章を見に行くことを推奨します。(本当は全部見てほしいです)
Ⅴには実はⅠでともに戦った仲間が再登場します! これだけでバイオハザードシリーズのファンにはかなりうれしい朗報でした! ただし仲間とは限らないのです。アンブレラ社がつくった世界の中なので、様々な形での再開に会えて嬉しいと同時に、複雑な気持ちになりながらの激しい戦闘シーンが待ち受けています。
今回の見どころはカーアクション! これでもかこれでもかというくらいに襲われ続け逃げ続ける、まさにゾンビ映画の醍醐味ともいえるシーンが散りばめられた作品になっています。さらにアリスに子供がいた!? 戦うイメージしかなかったアリスの母性本能、普通の女性でありたいという思いも描かれていたのが印象に残ります。
ちなみに、この「バイオハザード」シリーズの撮影中に、監督のポール・W・S・アンダーソンとミラ・ジョヴォヴィッチは結婚し、2人の子供を授かっています。全世界に妻のヌード姿を毎回みせてくれる監督と、年を重ねても美しいスタイルを維持し、激しいアクションに毎回望むミラ・ジョヴォヴィッチ。シリーズが終わってしまった後、これからどんな作品をつくっていくのか!? 2人の今後も目が離せません!!
『バイオハザード:ザ・ファイナル』は、12月23日(祝・金)公開です!
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