『ジョン・ウィック:パラベラム』ジャパンプレミアの模様
伝説の殺し屋ジョン・ウィックの壮絶な復讐劇を描いた『ジョン・ウィック』。切れ味のある華麗なアクションや独自の世界観が人気の大ヒットシリーズで、最新作『ジョン・ウィック:パラベラム』がいよいよ日本に上陸です! 公開に先駆け、伝説の殺し屋ジョン・ウィックを演じるキアヌ・リーブスと、シリーズ3作品を手掛けるチャド・スタエルスキ監督が来日してくれました。なんとシリーズを通して3度目の来日です!
「(きゃりーの楽曲を使って)スーパーハッピー!」(チャド監督)
キアヌ・リーブス、チャド・スタエルスキ監督の登壇に続き、特別ゲストとしてきゃりーぱみゅぱみゅが花束を持って登場。楽曲「にんじゃりばんばん」が劇中に使用されているとのことで、忍者をイメージしたブラック衣装で登場したきゃりー。見どころを聞かれ「アクションもすっごくかっこよかったんですが、今回は割と日本をモチーフにしている部分がたくさんあって、そこもすごく注目して観てほしいなっておもいます」とコメントしました。
今回、きゃりーと初対面となったチャド監督とキアヌ。キアヌはきゃりーにお辞儀をして「(きゃりーの)作品は、すごく興味深いし、エンターテイメントでありながら素晴らしい哲学やハートがこもっているように感じて、ファンタスティックだよ」と賛辞を送りました。続いて監督も「『ジョン・ウィック』ワールドの一部になってくれてありがとう。あなたの素晴らしい作品を映画の中で使うことができて、スーパーハッピーです」ときゃりーに感謝を伝えていました。
「にんじゃりばんばん」なぜ使用したのか?
なぜ「にんじゃりばんばん」を劇中で使用したのかと質問されたチャド監督。「アクションと良い対比になるような本当に楽しくてハッピーになるような曲をいろいろと探していて、「にんじゃりばんばん」はマーク・ダカスコスのキャラクターにピッタリだと思った。曲を入れて編集の部屋にいたとき、みんなで "パーフェクトだね" "マジックだ、魔法だ"って言ってたんだよ」と、楽曲がうまく劇中でフィットしたときの感動を語ってくれました。
「僕とキアヌは黒澤監督の映画が大好きなんだ」(チャド監督)
きゃりーがコメントしていた通り、日本からの影響を多く受けている本作。チャド監督は「僕とキアヌは、黒澤監督の映画が大好きなんだ。侍映画、ちゃんばら映画、日本のアニメも漫画も、武士道にも非常に感銘を受けているんだ。こういった日本の文化の味わいにも興味があって、今回のテーマにいろいろ使わせてもらったよ」とこれまでどれだけ影響を受けてきたかを明かしてくれました。続いてキアヌは「もちろんチャドが言ったとおり、僕たちがそうやって受けた素晴らしい影響や情熱というものを、作品としてみんなにお返しできることは本当に嬉しいことだよ」とコメント。親日家で知られるキアヌからこの言葉を聞けるなんて、本当に嬉しいですね。
本物の忍者と、大ヒット祈願!
ここで、本物の忍者が登場。厄払いや成功祈願を意味する「九字切り」を披露。本作の大ヒットを祈願して、全員で印を結ぶことに。きゃりー、キアヌ、チャド監督は見様見真似で印を結び、会場からは大きな歓声が。一生懸命ついていこうとしている姿がなんとも素敵......!
最後にチャド監督は「頑張って作ったので楽しみにしてほしい」とメッセージを贈り、キアヌも「本作のツアーで最後の地がここ東京なんだ。本作をみんなで分かち合えて本当に光栄だよ」とアツいメッセージを送ってくれました。
爽快感あふれるアクションと、逆輸入した日本の文化を楽しめる超大作!これは大スクリーンで観たい一本です。
(取材・文・写真/トキエス)
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『ジョン・ウィック:パラベラム』
10月4日(金) 全国ロードショー !
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス、ハル・ベリー、イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーン、マーク・ダカスコス、アンジェリカ・ヒューストン
配給:ポニーキャニオン
原題:JOHN WICK:CHAPTER3 PARABELLUM
2019/アメリカ/130分
公式サイト:http://johnwick.jp
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